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刺繍には刺繍糸が必須ですが、ひとつの刺繍作品として仕上げるためには他にどのような道具が必要なのでしょう。あると便利な道具とあわせてご紹介します。
一般的な刺繍に必要な道具は、刺繍糸を刺すための刺繍針、刺繍枠、刺繍を施す布、図案、チャコペーパー、図案を写し書くためのトレーサー、はさみなどが挙げられます。
刺繍入りのハンカチやがま口など、刺繍作品として美しく仕立てるためには、アイロンや当て布、霧吹きなどもあると便利です。
刺繍糸には、「番号」によって太さに違いがあることをご存知でしょうか?番号が大きくなるほど、刺繍糸は細くなっていきます。ここでは、代表的な3つの種類についてご紹介します。
刺繍をするうえで最もポピュラーな糸が、25番糸です。手芸店でも、さまざまな色の種類がそろっています。6本の糸が1つの束になっており、好みの本数を引き出して使えます。本数によってあらゆる太さの糸として活用できる扱いやすい糸です。
12番糸は、25番糸よりもすこし太い刺繍糸になります。特に、繊細な刺繍におすすめで、シャープなラインを描くことができます。25番糸や5番糸と組み合わせてメリハリのある刺繍を楽しむのもおすすめですよ。
5番糸は、太い線やはっきりとした力強い刺繍にぴったりな太い刺繍糸です。2本の糸をよりあわせた糸ですが、そのまま1本の状態で使用します。立体感のある刺繍やラフな雰囲気にしたいときに活躍する定番の糸です。
刺繍針には「フランス刺繍針」と「クロスステッチ刺繍針」の2種類があります。手芸店や100円ショップで、どちらにすればよいか迷った経験がある方もいるのではないでしょうか。その違いについて見ていきましょう。
通常の刺繍をしたい場合は、フランス刺繍針を選びましょう。フランス刺繍針の特徴は、刺繍糸が通しやすいように普通の裁縫針よりも、糸通しの穴が大きくなっていること。また、どんな布にもスッと入り込めるよう針先も尖っており、とても縫いやすいです。針には太さ・長さにより「号数」があります。下の組み合わせ表を参考に選んでみてくださいね。
クロスステッチを行いたい場合は「クロスステッチ針」を選びます。針先の尖っているフランス刺繍針とは違い、クロスステッチ針の針先は丸くなっていることが特徴です。キャンバス地という布のマス目(布目)に沿って刺繍していく方法に特化した形状です。通常の刺繍には向いていない針なので、しっかりと種類を確認しましょう。
刺繍を施す際の一般的な手順を簡単にご紹介します。
1、チャコペーパーなどで布に図案を写します。
2、刺繍枠に図案を写した布を固定します。
3、刺繍糸を2本どりまたは3本どりで刺繍針に通します。
4、図案に沿って縫っていきます(ステッチを施していきます)。
5、つくりたいアイテムに仕立てて完成です。
刺繍の縫い方の技法を「ステッチ」といいます。今回は、中でも人気の4つのステッチについて簡単にご紹介します。
最も基本的といわれるランニングステッチ。等間隔で布をすくい、ひと針ずつ刺していきます。直線を表現したり、カーブをつけたりして模様にすることも可能です。
バックステッチは針を2針分先に出し、ひと針戻って、また2針分先に出す、を繰り返して刺していく技法です。裏側にも美しく連なった線ができるのが特徴です。
アウトラインステッチは、刺した針目に重ねるように半目戻して刺していく技法です。アウトラインという名前の通り、輪郭線としてもよく使われます。
チェーンステッチとは、針を出した先と同じ穴にもう一度針を刺し、できた輪っかをまたいで次の針を刺すことで、輪っかの連なりをどんどんつくっていく技法です。面を埋めるときにもよく使われます。
ストレートステッチとは、その名の通りひと針で1本のまっすぐな線を描く刺し方です。とても簡単なステッチで、1cm未満の短い線を描くときにおすすめです。
フライステッチとは、出した針目から2針分先に針を刺し、中央から針を出してYの字をつくるように糸をすくって縫う技法です。鳥が飛んでいる様子や、草の芽を表現するときに使えるステッチです。
フレンチノットステッチとは、結び目をつくっていく技法です。針を出し、1〜3回針に糸を巻きつけます。先ほど針を出したすぐそばに針を刺し、巻きつけた糸を軽く引き締めながら針を引き抜きます。
刺繍には他にもさまざまなステッチがあり、それらを組み合わせることで表現の幅が広がります。ひとつずつ試してみてお気に入りのステッチを見つけるもよし、描きたいラインに合わせてぜひ使い分けてみてくださいね。
おしゃれな刺繍アイテムを紹介した記事もあわせてご覧ください。
刺繍をやったことのない人にも安心の、レシピと必要な材料・道具がそろった刺繍キットをご紹介します。
ナチュラルで愛らしい絵柄が目を惹く、北欧風のデザイン。自分用はもちろん、大切な方への贈りものにもぴったりです。
今にも動き出しそうな躍動感のあるうさぎが印象的なデザイン。布に図案がプリントされているので、すぐに縫う作業に取りかかることができますよ。
白糸のみを使用して北欧風デザインの草花を刺繍するキットです。単色だからこそ、さまざまなステッチで表現された刺繍の立体感が映えます。図案プリント済みの布で気軽に始められますよ。
初心者でも挑戦できる、ブローチの刺繍キット。ビーズも使用し、ひとつの作品でさまざまなステッチに挑戦できます。オプションで刺繍道具セットもオーダー可能です。
華やかで心踊る、ビーズ刺繍の作品。一見ハードルが高そうですが、トライしやすいのもキットならでは。おうち時間にぜひ挑戦してみてはいかがでしょう。
バックステッチを中心に、指定のビーズを縫い付けるだけで完成する美しい虎のブローチです。きらびやかで目を惹くブローチは、「自分でつくったの!?」とまわりにきっと驚かれるはず。
人気刺繍アクセサリーブランドの図案をもとに刺繍ピアスを制作できるキットです。オプションにてイヤリングパーツに変更も可能。慣れたら糸の色やビーズの組み合わせを変えてオリジナルデザインに挑戦してみるのも◎。
卒園式や入学式などハレの日のスーツ姿にも映えるホワイトカラーのブローチです。スパンコールで立体感のあるデザインがエレガントな印象に。初めてのビーズ刺繍にもおすすめです。
マス目に沿って、「×」の形に規則正しく刺していく「クロスステッチ」。糸にふくらみが出るので、あたたかみ溢れる作品に仕上がりますよ。
モドコと呼ばれる基礎模様のみで構成された図案で、クロスステッチ初心者さんでも挑戦しやすいキットです。内径10.5cmと飾りやすいサイズ感も魅力。青森の金魚ねぶたを表現した図案は、お顔の種類や配色を選んでオーダーできますよ。
かわいい鬼の図案を使って節分にぴったりな刺繍を楽しめます。2L判サイズ用のフレームにあうサイズで、インテリアとしても楽しめる作品です。癒される縁起のいい図案でクロスステッチにチャレンジしてみましょう。
赤の布地に白糸一色で刺繍する、初心者さんにもおすすめのクロスステッチキット。雪や子どもたちを表現した華やかな図案です。クリスマスに向けて今からすこしずつ縫い進めてみませんか。
小鳥やブーケなど、人気のモチーフのキットを集めてみました。モチーフがかわいらしいと、作業している時間もよりたのしくなるはずです。
色付いていくかわいい植物を基本のステッチのみで縫い進められるキットです。図案プリント済みの布で、届いてすぐに始められますよ。お部屋や玄関など飾る場所を選ばない温かみのあるデザインが魅力です。
やわらかな配色が美しいビオラの刺繍キットです。作家さんの解説付き動画を見てしっかり縫い方を学ぶことができるのも嬉しいポイント。ウール糸を使用した、立体感のある刺繍にチャレンジできます。
はりねずみと菜の花の連続模様がかわいらしいがま口がつくれます。小銭入れやポーチとしても大活躍。仕上がった作品を贈り物にするのはもちろん、キット自体を最近刺繍を始めた方への贈り物にするのもおすすめです。
刺繍ならではの温かみのあるワッペンを、普段のファッションアイテムのワンポイントに取り入れてみませんか。おすすめの作品をピックアップしてご紹介します。
コウモリダコをモチーフにした、思わずくすっと笑顔になれるワッペンです。標本箱をイメージした箱にもこだわりを感じる作品。大人も子どもも身につけられるチャーミングなデザインです。
イニシャルの刺繍ワッペンは、子どもの洋服やレッスンバッグ、ハンカチなどに大活躍。アイデア次第でさまざまな小物に縫い付けられます。縁だけ縫い付ければ小さなポケットにも。
淡いくすみカラーがかわいい刺繍ワッペンは、小物に上品さをプラスしてくれます。ハンカチやトートバッグのアレンジにもおすすめ。取り付けやすいシールワッペン仕様で、アイロンを使用するとさらに丈夫に接着できますよ。
おうち時間でちょっとした趣味をたのしみたいという方にぴったりなキット。minneには他にもたくさんの「刺繍キット」があります。ぜひチェックしてみてくださいね。
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