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田舎暮らしをしたいけど、都会の便利さも捨て難い……。
そんな欲張りな人に向けて、『田舎暮らしの本』5月号では「1都6県でかなえる田舎暮らし」を特集。関東地方の自然豊かな穴場的(?)田舎スポットをピックアップ。実際に移住した人たちの体験談とともにお伝えしています。
特集内でニュースサイト「treasures(トレジャーズ)」が注目したのは、神奈川県大磯町に移住してパウンドケーキ店を営む姉妹のストーリー。
何がきっかけで大磯町に移住し、開店することになったのか。その経緯を尋ねました!
2人はずーっと気になっていた。大磯という町が。東京から実家のある伊豆へ電車で帰る途中、海辺の大磯を通過するあたりで、なぜかゆったりとした心持ちに切り替わったから。
「だからね、ある日、大磯で途中下車してみたんです。のんびり海岸まで歩いて、海を眺めていたらすごく気持ちよくて。ここで暮らしたらいいかもってピン!ときちゃったんです」
心の声か、はたまた野生の勘か。初めて大磯に降り立った日から約3カ月後、2009年12月に塚原昌子さん・明子さん姉妹は、東京から神奈川県大磯町に居を移した。当初は通勤族だったが、大磯になじもうと米づりに参加したとき、「大磯市(おおいそいち)に出店してみない?」と声をかけられたのが転機となった。
「大磯市」とは毎月第3日曜日に大磯港で開かれているフリーマーケット。最初は古本の店を出したが、何か手づくりのものを販売したらと提案され、思いついたのがパウンドケーキだ。
料理好きの母の影響もあって、移住後にお菓子づくりにはまった2人。なかでも自信作だったパウンドケーキで出店したら大好評に。常連客もつくようになったころ、地元の人に長年愛されてきた肉屋が閉店し、その店舗を貸してもらえることになった。大磯の友人たちの力を借りて改装し、湘南のパウンドケーキ屋「三日月(みかづき)」がオープンしたのは14年10月である。
こうして誕生した「三日月」のパウンドケーキは、野菜や豆類、果物など大磯産の食材を多用しているのが特徴。季節限定を含めるとラインナップは70種類以上。毎週木・金・土曜日のみと曜日限定で営業しています。
本誌では、食材の仕入れなどを通じて近隣住民との関係を築く塚原姉妹の姿もレポートしています。さらに1都6県のエリア内で弁当店やカフェ、焙煎珈琲店をはじめた移住者にも密着。
詳しくは『田舎暮らしの本』5月号66ページからの「1都6県でかなえる田舎暮らし」をチェック!
文/佐々木泉
写真/尾崎たまき
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この記事のライター
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