/

こんにちは! 先日は初めての「合不合判定テスト」でしたね。みなさま感想はどうだったでしょうか? これを書いている現段階では偏差値が出ていないので、結果が出たらまたこの場でお知らせしたいと思います。
あらためまして、フリーライターの母・モコと、新6年生の息子の受験奮闘記4回目です。今回は「意外と知らない、人の家の勉強法:モコ家の場合」です。
息子は第一子で家庭内でも初の受験生。4年生から塾に行っているものの、私自身にはお受験ママ友は片手に収まるほどしかいません。さらに私自身、巷でさまざま広まっている子供の教育に関する「虎の巻」的なものへの関心も薄いので、「頭の良い子供を育てるには」「子供の頭が良くなる家の作り方」といった本を1冊も読んだことがありません。自慢することではないですが……(笑)
その点を踏まえた上で、モコ家の勉強法を参考の一つとして知っていただければと思います。
【連載・のほほん母さんとちゃっかり息子の中学受験@2024】第4話
先日片手で数えるほどしかいない中学受験組ママ友2人と会う機会がありました。数ヶ月ぶりの集合ということで、主題はもちろん「受験」! 最近の自分の子の学習状況や成績の変遷、受験を検討している中学校まで、ざっくばらんの弾丸トークに花を咲かせてきました。
話の中で、お友達Aが「ゴールデンウィークはどこか行くの?」と言い出し、お友達Bが「そうね〜、中学受験本番まででこれが最後の長期休みだし。旅行いきたいけど、何日も勉強しないことへの不安もあってなかなか決められないのよね」と返答。
ちょ、ちょ、ちょっと待ってー! ゴールデンウィークって塾ないの!? なんちゃら特訓とかなんちゃら講座とかほら、いつもの知らない間にお金が飛んでいってるヤツ。ないの!?
お友達AB口を揃えて「ゴールデンウィークは早稲アカは休みじゃん。自習室も事務室も空いてない、完全なお休み。去年もそうだったでしょ?」と。
いや、去年は5年生だったからであって、6年生になったらゴールデンウィークもがっつり講習なのかと思ってましたがっ。
そしてゴールデンウィークの塾がないという事実以上に私がショックだったこと。それは、「なんで私だけが知らない情報が次々と出てくるんだんろう」ということです。ちなみにほかに「私が知らなかったこと」は、組み分けテストはあと2〜3回しかないということだったり、その後はもうクラス替えがないということだったり、合不合判定テストはこれまでの模試とは違う重要度の高いテストだという認識だったり……。
情報として知らないこともあれば、「今はもうギアを上げる時期」とか「合不合判定テストは本気で挑むべし」とか、温度感の変化や空気感もまったくわかっていないのです。
もちろん、最低限塾からのお知らせには目を通しています。でもなぜか知らないことが多いんです。
様々な情報を教えてくれるお友達AさんとBさんは他エリアの早稲田アカデミーに通っているので、会えるのは3ヶ月に1回程度。息子が通っている塾はというと、会えば話すというママ友はいるものの、気軽に連絡とって頻繁に情報交換できるママ友はゼロ人です。タイムリーな情報はまず入ってきません。
もちろん「私ママ友いないから」と開き直っているわけにはいかないので、私なりに策をいろいろ考えました。たどり着いた解決策はこう。
「息子自身に情報をとってきてもらう」
です。息子に「なぜだかお母さんには入ってこない情報があるから、模試のこととか、講座のこととか、お友達が『うちのお母さんがこんなこと言ってたよ』ということとか、全部自分で仕入れてきてね! じゃないと本当に大事なことを取りこぼしちゃうよ!」と伝えています。
息子としても、私が知らなかったせいで休日に塾に行ってしまった、テスト範囲を間違えていた、などの経験がこれまでにいくつもあるので、素直に了承。噂話なども含め、彼なりに情報を仕入れてきてくれています。これぞ「親子二人三脚」ですね! 息子よ、この先も助け合っていこうね(ハート)
さて、我が家の普段の勉強スタイルですが、子供用の個室は作っていないため、息子はずっとダイニングテーブルで勉強をしています。私はフリーライターなので、基本は家で原稿書き。子供が生まれる前からずっとダイニングテーブルで行っています。
そんな私の仕事スペースに息子が参加するようになったのは、塾に入った4年生から。息子はノートとテキストを広げ、私はPCとモニターを置き、隣り同士に座りながらそれぞれ作業をしています。
なので時には、
私「テキストとノート邪魔!お母さんのスペースに侵入してこないでよ」と陣地争いをしたり、
息子「(私のモニターをのぞき込んで)なにこの文章、おもろ」などと私の書いた記事を茶化したりしながら、夕方の勉強時間を過ごしています。
このような体制のため、学習の内容こそノータッチですが監視体制はばっちり。やるべき科目、ページ数を全部やっているか、ノートにきちんと書いているかなどは隣から逐一チェックできます。短時間で集中してこなすことができるようになったのは、このフォーメーションのおかげかもしれません。
あと、個人的な感想ですが、私が「ただ隣にいる」のではなく、隣で「仕事をしている」というのもいい効果を与えている気がしています。息子の隣で私も集中して仕事をしている姿を見せることで、「僕だけが自分だけが勉強やらされている・損してる」とならず、部屋の空気も引き締まって自然と「お勉強モード」になれているのかもしれません。
続いて勉強時間に関してです。息子はまず毎朝、朝ごはんが終わってから登校するまでの30分間勉強をしています。内容は、計算や漢字、英会話がある日はその宿題など、考え込まずに短時間で終わるもの。
そして塾のない日は夕方にお勉強。帰宅して少しYoutubeを見たり、おやつを食べたり、学校の宿題をしたりする時間もあるので、受験勉強としては1時間半〜2時間程度です。
夕食後はまず勉強しません。漫画、ゲーム、テレビ、お風呂など楽しいことだけをして22:30ごろ就寝しています。
これが私が「失敗したな」と思っているところです。そもそも、4年生5年生の時に「やることやったらあとは何しても自由」というルールにしてしまったために、夕食前に宿題が終わると「そのあとは何もしない」というパターンができてしまいました。4、5年生のうちはそれで良かったのですが、6年生になった今もその習慣が変えられず、夕食後は勉強しないという形で今も続いてしまっています。
先日「6年生にもなったし、これからは夕食後も1時間だけ勉強しよっか」と提案し、息子も「まぁ1時間なら」と了承はしたのですが、やはり習慣とは恐ろしいもので、親も子も夕食後はダラダラしてしまいなかなか腰が上がりません。
たまにSNSなどで夜の11時や12時まで勉強している、というのを見かけると、我が家との違いに気持ちだけが焦ってきます!
第4回は、自宅での勉強スタイルや学習時間について綴ってきましたが、みなさまのおうちではいかがでしょうか。ちなみに我が家には下に小学3年生の娘もいて、はっきり言って娘には我慢ばかりさせています。どうしても後回しになってしまうし、土日もなかなか遊びに連れて行ってあげられません。私と同様兄弟への接し方のジレンマに悩んでいるご家庭も多いのではないかな、と推察します。頑張りましょうね!
勉強方法や時間についての悩みも書きましたが、私はまず「機嫌よく勉強をさせること」を第一にしています。ですので、無理強いしてまで長時間勉強させる気もしないし、ゲームも時間制限こそしていますが禁止するつもりはありません。
というのも、息子が「(勉強を)させられている」という認識になってしまうのが一番怖いからです。「勉強=イヤなもの」になるとパフォーマンスは絶対下がるし、同じページ数でもダラダラしてしまうことで時間だけがかかってしまいます。時間が長引くとさらに勉強がイヤになり、負のループに突入してしまいます。それだと、きっと2月1日までメンタルが持ちません。
褒めたり、おだてたり、問題に対してくだらないつっこみを入れて二人でゲラゲラ笑ってみたり、ゲームやお菓子、息抜きなどのご褒美を与えたり。とにかく「機嫌よく楽しく継続できるように」、インセンティブ方式で中学受験を乗り切れるようにお母さんも日々試行錯誤しています。
●今週のおしゃべり●
典型的な算数男子の息子。
息子「はぁ、社会やだなー、算数やりたいなー。スプラか算数かどっちか選べと言われたら悩むなー。そのぐらい算数やりたいなー。」
母「なんじゃその二択」
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
1153
女の欲望は おいしく。賢く。美しく。OTONA SALONE(オトナサローネ)は、アラフォー以上の自立した女性を応援するメディアです。精神的にも、そして経済的にも自立した、大人の女のホンネとリアルが満載。力強く人生を愉しむため、わがままな欲望にささる情報をお届けします。[提供:主婦の友社]
ライフスタイルの人気ランキング
新着
公式アカウント