キャンプの服装を決める際の5つのポイント
天候の変化や寒暖差が大きい自然の中で過ごすキャンプ。ここでは押さえておきたい5つの服選びのポイントをご紹介します。
動きやすい服装にする
キャンプでは荷物を持って歩いたり、テントを設営したりと体を動かす場面が多いため、動きやすい服装選びが基本です。素材は立ったりしゃがんだりしやすい伸縮性のあるものがおすすめ。サイズが合わない、着心地がよくない服は避け、快適に過ごせるかどうかを重視して服装を選んでみましょう。
寒暖差を考慮して重ね着をする
キャンプの服装選びでは、朝晩の冷え込みに備えた重ね着がおすすめです。自然の中では昼と夜の寒暖差が激しい場合が多く、体温調節しやすいアウターやインナー選びがポイントになります。過ごしやすい季節でも、体感温度は天気や風速、標高によって異なるため、いつでも着脱できるような上着を持っていくと、いざというときにも安心ですよ。
虫刺され帽子のため肌の露出を少なくする
キャンプの服装では、肌の露出を抑えることが大切です。キャンプ場には、蚊やブヨ、アブなどのいろいろな虫がいるので、虫刺されへの対策が不可欠。基本は長袖、長ズボンを着用し、足首までぬかりなく肌を覆うように注意します。半袖や半ズボンを着る場合には、アームカバーやレギンスなどで露出を少なくする工夫が必要。また肌の露出が少ない服装は、紫外線や焚火の火の粉による火傷対策にも有効ですよ。
UVカット素材を選ぶ
野外での活動時間が長いキャンプでは、紫外線対策を意識した服装選びが欠かせません。虫刺され対策時の露出を抑えた服装に加えて、UVカット素材を選ぶとよいでしょう。その他、帽子やサングラスといった日差し対策のアイテムを取り入れるのもおすすめです。帽子は熱中症対策にも有効です。
熱に強い素材を選ぶ
キャンプといえば焚火ですが、焚火の火の粉が付着することで服に穴が開いたり火傷したりすることがあります。コットンやウールのような熱に強い素材を選ぶと、丈夫で焦げ付きにくく安心です。逆に、ポリエステルやナイロンといった化学繊維は熱に弱いので避けましょう。
キャンプで避けるべき服装
キャンプでは避けておきたい服装をご紹介します。キャンプを快適に楽しむために、事前にチェックしておきましょう。
汚れが目立つ色の服
キャンプでは、白などの汚れの目立つ服は避けたほうがよいでしょう。土や炭、調理中や食事中など何かと服が汚れるシーンが多く、汚れることを見越した服選びがおすすめです。服の汚れが気になってキャンプが楽しめないこともあります。
履き慣れない・サイズが合わない靴
おしゃれを重視して、履き慣れない・サイズがあわない靴をキャンプで履くのはNGです。キャンプでは、石やぬかるみの中を歩くこともあるため、履き慣れた歩きやすい靴を履くことが大切。歩きにくい靴ではキャンプを存分に楽しめず残念な体験になってしまうので注意しましょう。
【季節別】キャンプの基本の服装
ここからは、季節に適したおすすめのコーディネートや素材、取り入れたいアイテムをご紹介します。
春・秋のキャンプ
春や秋は過ごしやすい気候でキャンプにぴったりな季節ですが、朝晩の冷え込み対策には気をつけたいところ。上着は、パーカーやジャケット、ダウンベスト、インナーダウンがおすすめです。長袖トップスは、シャツやスウェット素材を選ぶと◎。日差しが強くなることを考えて、帽子やサングラスも準備しておきましょう。
夏のキャンプ
基本の服装
・長袖トップス+長ズボン
・薄手の上着+半袖・ノースリーブのトップス+長ズボン・半ズボン(レギンス)
・半袖・ノースリーブのトップス+アームカバー+長ズボン・半ズボン(レギンス)
暑い夏のキャンプでも、基本的には長袖を羽織ることを意識しましょう。上着は薄手のパーカーがおすすめ。通気性のよい素材やUVカット素材など、機能性を重視して選ぶとよいでしょう。半袖や半ズボンを着るときは、アームカバー、レギンスを忘れずに。日差し対策の帽子やサングラスもしっかり準備しましょう。
冬のキャンプ
基本の服装
厚手の上着+長袖トップス+厚手の長ズボン
冬のキャンプの服装で重視したいのは、やはり防寒対策です。フリースやスウェットなどの長袖トップスにダウンジャケットのような厚手の上着をしっかり着込んで対策しましょう。一方で、体を動かす場面の多いキャンプでは、厚着だとアクティブに動けない場合も。保温性や速乾性機能を備えたインナーを着るのもおすすめです。脚はダウンパンツやフリースパンツが適しており、厚手の靴下やタイツを履いておくとさらに暖かく過ごせます。ネックウォーマーやニット帽などの防寒アイテムも取り入れましょう。
キャンプで寝るときの服装
日中だけでなく、就寝時の服装選びも重要です。野外でのキャンプ泊で押さえておきたい、季節に適した服装選びのポイントを解説します。
春・夏のキャンプ
暖かい季節のキャンプでも、就寝時は長袖・長ズボンが基本です。害虫に刺されたり、嚙まれたりすることを防いでくれます。また、標高の高いところにあるキャンプ場では日没後に急に気温が低くなるため、体温調節用にスウェットやフリースを1枚持っておくと安心です。
秋・冬のキャンプ
秋・冬のキャンプではついつい寒さ対策のために着込み過ぎてしまうものですが、逆に寝心地を悪化させてしまう原因に。寝袋そのものが持つ保温効果の妨げとなってしまうため、程よい暖かさになるよう保温性の高い長袖・長ズボンがおすすめです。足元は厚手の靴下でしっかり防寒してあげるとよいでしょう。
キャンジョ代表がおすすめするminneのファッションアイテム10選
ここからは、キャンプ女子株式会社代表の橋本華恋さんがminneで見つけたおすすめのファッションアイテムをご紹介します。実際のキャンプシーンでのリアルな使いどころやキャンプに行く際に参考にしたいポイントなどもおうかがいしました。
タフでかわいいフルジップパーカー
キャンジョ 橋本さん
キャンプでは急な天候の変化がつきもの。とくに山キャンプでは注意が必要です。風向きが変わった瞬間に雨が降ることが多いので、天気予報はあまり当てにはできません。なので、わたしはキャンプのときには必ず雨具を持参しています。その雨具がこんなにかわいくて、シワも気にならない、というところに惹かれました。くしゃくしゃっとして雑に持ち運べるのも魅力。どんなに晴れ予報でも必ず雨具は持参ですよ〜!
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人気素材を使用した便利ポーチ
キャンジョ 橋本さん
キャンプシーンでも人気素材の「X-PAC」を使ったポーチ。超軽量なのが嬉しいポイントです。色違いでいくつもそろえたくなりました。冬の必須アイテムのリップやハンドクリームを入れるケースとしても使えますし、ショルダーハーネスに付ければ、登山のときでもおやつを取り出せます。男女兼用で使えるので、キャンプ女子・キャンプ男子へのプレゼントにもおすすめですよ。
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秋冬キャンプの寒さ対策に
キャンジョ 橋本さん
秋冬キャンプの寒さ対策は足下から。ボリューム感のあるショートブーツ×厚手の手編みソックスは最強の組み合わせです。手編みならではの温かみのあるデザインは秋冬のアウトドアファッションにもぴったり。寒さ対策はぜひソックスまでこだわって、おしゃれも楽しんでくださいね。
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テントにも山にも見える粋なデザイン
キャンジョ 橋本さん
環境にも人にも優しいオーガニックコットンのガーゼハンカチ。日常使いはもちろん、キャンプでも使い捨てのペーパーから、エコなガーゼハンカチに変えてみませんか。山のようでテントにも見えるデザインも、アウトドアにぴったりのアイテムです。
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1枚で決まるサロペットスカート
キャンジョ 橋本さん
「パンツタイプはかわいいけれど、お手洗いが大変」という方にもおすすめのスカートタイプのサロペットです。秋冬キャンプではタイツやレギンスを重ねて履くことが多いので、パンツよりもロングスカートの方が重ね着もしやすく便利ですよ。すこしオーバーサイズをチョイスして、スウェットやパーカー、厚手のニットを着込むスタイルも◎
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キッチン用品のごちゃごちゃを整理
キャンジョ 橋本さん
キャンプシーンでよく使用するカトラリーやシェラカップなど、ステンレス製の食器類の収納にぜひ使いたいと思ったアイテムです。シースルーなので中に何が入っているのかがわかるのも便利ですよね。また食器類だけでなく、常温保存で持ち運べる食材を入れるためにもそろえたい一品。キャンプの準備で意外と面倒かつ整理整頓が難しいキッチンまわり。このアイテムで解決しそうです。
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コーディネートのアクセントにも
キャンジョ 橋本さん
紫外線対策だけでなく、秋冬キャンプのアウターの下に忍ばせてアクセサリー感覚で使うこともできるアームカバー。アウターの袖を捲って料理の準備をするときにも、このアームカバーがあれば素肌を晒さずにカバーしてくれます。また手袋代わりにして防寒対策にも使えそうでいいなと思いました。
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さまざまなシーンで使える万能キャップ
キャンジョ 橋本さん
アウトドアシーンはもちろん、タウンユースでも使える大人カジュアルなベースボールローキャップ。キャンプでは紫外線カットだけでなく翌朝の寝癖隠しとしても使えるので、わたしは必ず2種類以上の帽子を持っていっています(笑)。普段キャップはあまり被らないという方も、アウトドアのカジュアルなファッションに合わせてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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見えてもおしゃれな腹巻き
キャンジョ 橋本さん
メリノウールはアウトドアでも人気の素材。汗をかいても匂いを抑えられるので重宝されています。秋冬キャンプではとにかく寒さ対策が重要なので、見えてもかわいい腹巻きというのが素敵なコンセプトだと思いました。女性にとって冷えは大敵。キャンプでもしっかりと寒さ対策をして楽しい時間を過ごしてくださいね。
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ゆるいデザインがアウトドアにもマッチ
キャンジョ 橋本さん
ほっこり熊さんがアウトドアの雰囲気を醸し出していてときめきました。スウェットはキャンプのパジャマとしても活躍する重要アイテム。キャンプではトイレや歯磨きのときなどに他のキャンパーさんとばったり会うこともあるので、かわいいスウェットが一着あると安心ですよ。インナーにタートルネックを合わせても、かわいくて暖かい着こなしになりそうです。
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正しい服装で快適なキャンプを楽しもう
minneには、他にもおしゃれなファッションアイテムがたくさんそろっています。季節ごとのキャンプに適した服装を選んで快適なキャンプを楽しんでくださいね。
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この記事を書いたライター
澤田芽乃華(さわだめのか)
ライター。IT企業の事業開発やマーケティング、デザイナーなどパラレルワークでの知見を活かしたインタビューや執筆が得意。ものづくり好きの家庭に育ち、特に刺繍やミニチュアが大好き。
この記事の監修者
キャンプ女子株式会社代表 橋本華恋(はしもとかれん)
7年間のサラリーマン生活の中で週末の趣味だった「キャンプ」の素晴らしさを多くの方に伝えたい!という想いから、キャンプ女子に関するビジネスを発案。2018年6月にインスタグラム『camjyo/キャンジョ』を立ち上げ、翌年にはキャンプ女子株式会社として法人化。現在はすべての人にキャンプを届けることをミッションに、多数のメディア出演や講演会を行いキャンプブームを牽引している。
https://www.camjyo.com/
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