彼氏が口が立つので、いつも説き伏せられてしまう。
話のペースを握っていたと思っていたのに、最終的には、彼の思い通りの結論にたどり着いてしまった。
そんな口の上手い彼には、こちらも話術で対抗です。
以下は、現役マジシャンに教えてもらった話術です。
ぜひマスターしてください。
お願いするときは、2つ同時に
彼氏に、なにかものを頼むときは、2つ同時にお願いしましょう。
そうすることによって、人は混乱します。
どちらの命令に抵抗すればよいのか分からなくなりますので、2つともOKしてくれる確率がかなり高まります。
具体的には、愛していると言ってほしいときは、ただ「愛していると言って」とは言わずに、「こっちに来て、愛していると言って」と言います。
「こっちに来て」という命令と、「愛していると言って」という命令、2つの命令を同時にすることによって、2つともOKしてもらえる確率が高まるのです。
こうして文章にすると、こんな単純なことに引っかかるわけがないと思えますが、しかし、実際にやってみると思っている以上に効果があります。
ちなみにこの話法は、マジシャンだけでなく、営業職でもよく使われます。
彼氏にお願いをするときは、「XXして、XXしてください」というふうに、2つ同時にお願いしてみましょう。
秘密を隠すときは、注意をそらす
人に知られたくない秘密は、みんな持っています。
もしそんな秘密に触れられそうなときは、ウソをつかずに、注意をそらしましょう。
ウソは簡単につけますが、しかし、簡単に見抜かれます。
ですから一流のマジシャンは、あまりウソをつきません。
注意をそらすのです。
具体的には、相手に想像をさせるようなことを言って、間違った方向に心理を誘導します。
たとえば、友だちが浮気をしているかを彼に聞かれたときは、「浮気をしていないよ」とウソはつきません。
「毎日、夜遅くまで残業しているらしいよ」などと言って、友だちの生活を想像させます。
すると、彼は「忙しいんじゃ、浮気をしているヒマはないよな」と、勝手に間違った解釈をします。
このやりかたならウソをついていませんので、あなたの良心は傷みませんし、ウソを見抜かれることももちろんありません。
XXしないと、きっとXXできないよ
今回紹介するお願いのしかた「XXしないと、きっとXXできないよ」は、脅迫的なやりかたです。
前回紹介した「XXして、XXしてください」よりも、強めの話術ですが、しかし、さまざまな場面で使われることの多い表現でもあります。
「お早めにご連絡をいただけない場合、お断りすることがあります」
このようなフレーズって見たことありますよね?
言葉は丁寧ですが、言っていることは脅迫的で、なんだか早くしないといけない気持ちになってきます。
たとえば、部屋の掃除をしてほしいときは、「部屋の掃除をしたら、キスしてあげる」というよりも、「部屋の掃除をしないと、きっとキスしてもらえないよ」と言ったほうが、部屋の掃除をしてもらえます。
こういった話法は、言葉づかいを丁寧に、かつ、物腰をやわらかく、フレンドリーな態度でおこなうのがポイントです。
強気で言うとただの脅迫ですので、成功率は逆に思いっきり下がってしまいます。
使うときは、笑顔を心がけてくださいね。
拒否されそうなときは、論点をすり替える
お願いを断られそうなときは、論点をすり替えるとよいでしょう。
たとえば、一緒に食事に行きたい場合、「食事に行きませんか?」ではなく、「いつ食事に行ける?」といった具合に、「行く」or「行かない」の問題から、「いつ行くか」の問題にすり替えます。
ほかにも、「中華料理とイタリアンのどっちを食べたい?」といった論点のすり替えかたもあります。
つまり、行くことが前提となっている話にすり替わっているので、少なくとも、一緒に食事に行きたいという当初のお願いはかなえられるわけです。
この話法は何度も使うと、そのうち警戒されてしまいますが、たまに使うくらいにとどめておくと効果はてきめんです。
プレゼントをおねだりするときなどに、ぜひ、使ってみてください。
以上、いかがでしたか?
一流のマジシャンは、手品の技術で勝負はしません。
彼らが一流と言われているのは、手品をおこなうまでの話術が巧みで、どんな手品でも凄そうに見えるからです。
そんなマジシャンの話術、彼氏との会話に役立ててみてくださいね。