/

会食や接待をスマートに進めるためのポイントを5つ、一般社団法人日本プロトコールアンドマナーズ協会の松田先生にお聞きしました。後編です。
この記事の前編 「3年ぶりの会食や接待、“気配りができる人”が忘れずにしている5つのこと」
食事中の会話については、会社の規模によっても違うしその日の接待の目的は何なのかによって変わってきます。
そのため、日頃の円滑なお付き合いをするためにも「会話のポケット」を持つことをおすすめめします。自分の興味のあるものだけでなく、各世代に通じる内容など幅広い情報を会話のポケットに入れておくといいですね。
飲み過ぎたり自慢話はタブー
接待の場は、友達との飲み会ではなく、自分がお酒を楽しむ場ではありません。自分の役割はあくまで接待であることを忘れずに。また、自分のことばかり話したり自慢話は、会話のタブーのひとつです。我が強いということは心が幼い証です。同席する皆が楽しくなる話題をいくつか準備しておくことが必要です。
身だしなみは接待の基本ですが、準備に追われていると忘れがちなので気をつけましょう。ゲストをおもてなしする立場ですので、女性もジャケットを着用し、華美でないこと。会食の際には香水はNG。柔軟剤も気になります。姿勢も猫背にならずに正すことで印象はアップします。
接待した会社との会食風景を先方に確認なく個人のSNSにアップするのは、企業によっては規則で禁じられています。それは不特定多数に知らせることは企業のデメリットやプライバシーの問題になる場合もあるからです。集合写真を記録用として撮る場合がありますが、それらをアップする際にも先方に確認してからにいたしましょう。また、忘れていけないことは、撮影が可能かどうかを事前にお店にも確認しておきましょう。
手土産は近くで購入するのは避けたいですね
手土産は、相手の社会的な地位や好みに見合う品を選びます。気を付けたいことは、催しの会場近くの店舗で買った品だと「手土産を忘れた」と思わせてしまうので注意を。初めてお贈りする食べ物は事前の試食をおすすめします。その日の為に準備をしたことは、ゲストへもその気持ちが伝わり、大変喜ばれることでしょう。
実は接待側もお礼状を出します
メールでお礼をお送りすることは、今の時代では普通のことになってきましたが、特に目上の方を接待した場合には、翌日、遅くとも3日以内にお礼状を認めてお送りします。
以前にお聞きしたことですが、パーティの達人と呼ばれる方々は、お忙しい方であっても必ず翌日にはお礼状が届いて、できる人は違うというお話をお聞きしたことがあります。相手とのコミュニケーションを円滑に図るための秘訣でもあるかと思います。
接待は、信用や信頼をより一層深く築くためのひとつの手段です。接待というと特別な感じがしますが、仕事をする以上、どんなときでも対外的なコミュニケーションすべてにおもてなしをする心を備えることですからぜひ、発揮してみてください。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
1153
女の欲望は おいしく。賢く。美しく。OTONA SALONE(オトナサローネ)は、アラフォー以上の自立した女性を応援するメディアです。精神的にも、そして経済的にも自立した、大人の女のホンネとリアルが満載。力強く人生を愉しむため、わがままな欲望にささる情報をお届けします。[提供:主婦の友社]
ライフスタイルの人気ランキング
新着
公式アカウント