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芸能記事リバイバル企画! あのとき、あの人はいったい…?そして今は…。後編です。
<<この記事の前編:毎日チェックせずにいられない、工藤静香の手料理
なぜ私はこんなおシズの料理に惹かれるのかと思っていたところ、おシズの夫、木村拓哉が「突然ですが占ってもいいですか?」(フジテレビ系)に出演していました。まもなくキムタク主演のドラマが公開されますから、番宣というやつでしょう。
久しぶりにキムタクを見たのですが、やっぱり男の人も老けるなというのが正直な感想です。目の下もたるんとなっていましたし。
もっとも、これは、私がキムタクの美男(見た目)としての全盛期を知っているからそう思うのであって、ファンにとってはキャラや演技力も含めて「いい感じに円熟した」ように見えるのかもしれませんが。しかし、「年を取ることが許さない」職業というのは、男女を問わずなかなか厳しいだろうなと思います。
さらに、テレビ画面には「木村拓哉48歳」と出ていて、それにも私は驚いたのでした。
そうか、もうそんな年なのか。キムタクと言えば、ドラマにひっぱりだこで、それ故に有吉弘行に「月9バカ」とあだ名をつけられたことがあります。若いころからずーっとドラマの第一線にいるのです。
キムタクにかかるプレッシャーの大きさ
視聴率が見込めるとしてオファーがかかるわけですから、期待にこたえなくてはなりませんし、数字が悪ければ、主演のせいにされてしまう。テレビそのものの視聴率が落ちているからこそ、キムタクのように数少ないスターには大きな期待がよせられるもの。そのプレッシャーは、常人には耐えられないのではないでしょうか。
わざとそういうふうにふるまっている可能性もありますが、番組で見たキムタクは「占いなんて気にしない」タイプではなく、割と従ってしまう感じに見えました。
大スター、キムタクが占い師に従うほうが、番組としては盛り上がりますが、それを差し引いても、繊細というか怖がりな一面がありそうです。それは上述したように、スターだけが背負うプレッシャーなのかもしれません。
工藤静香の料理、その生命力がキムタクに必要なワケ
スターのプレッシャーがはかりしれないものだとしたら、おシズとキムタクは相性がいいと思うのです。
おシズの料理は中毒性が高いと書きましたが、これは言い換えると生命力が強いということでしょう。
おシズの娘であるCocomiとKoki,が、インスタライブで「ドラマとかが忙しくても、マミーの料理が好きだから帰ってくる」と話していたことがありますが、確かにあの料理は受け付けない人は受け付けないかわりに、ハマる人はハマりそうです。
キムタクが繊細寄りの性格であるとしたら、おシズの「あたしについてきな」というヤンキー気質は何よりも頼もしいのではないでしょうか。
おシズも人間ですから、弱い時もあろうかと思いますが、少なくとも惚れた男の前では強い。
人気と収入には恵まれる一方、何かと制約の多い家庭ですから、ウソでも強いフリをしなければ、キムタクも落ち着けないでしょうし、お子さんを育てられなかったのではないでしょうか。
▶オンナの生命力に私たちは惹きつけられる
私が若いときに知っておきたかったことの一つは、男性は別に強くないということです。
もちろん、私がハズれの男をひいた可能性も否めませんが、男性だからといって常に女性を助けられるわけではない、むしろ女性のほうが小回りが利くことは事実だと思います。
おシズのグロ料理は強さと包容力の結晶で、繊細なキムタクはもちろん、性格暗めの私もその生命力にひかれて、今日もおシズのインスタをながめてしまうのかもしれません。
文/仁科友里
本記事は2020年12月に初回配信されました
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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