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狙っている男性に「私ってこんな人!」を印象付けたくて、あえて好感度が上がりそうなアピールを繰り出す40代女性も、決して少なくはない実情にあります。
しかし女性側が「いい具合にアピールできた」と満足していても、話を聞かされた男性が「あのアピールは滑稽だったな!」と感じてしまえば、本末転倒。
そこで今回は、魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする私、並木まきが男性たちに聞いた「悪い意味での生活感しか感じなかった、40代女性の滑稽な自己アピール」を3選ご紹介します。
「婚活系の飲み会で知り合ったセンスのいい43歳の女性がいて、何度かデートに誘いました。
その人はいつもオシャレな服を着ているので、僕は褒めているつもりで『素敵な服ですね』『今日もよくお似合いですね』って伝えていたんですが……。
すると、その女性は何を勘違いしたのか、そういう話題になるたびに『安物のファストファッションしか、着ないことにしています』とか『この服は、高そうに見えて2,980円なんですよ』とかって、“服にお金をかけない自分”を随分と強調してきました。
僕は、自分で稼いでいるお金でどんな服を買おうが自由だと思うし、40代ともなれば上質な服を着ていてしかるべきだと思っているだけに、そんな話ばかりするその女性のピント外れな返事に、なんて言ったらいいのかわからなかったです。
堅実な生活をアピールしたかったのかもしれないけれど、あまりに言うので、かなり引いてしまったのが本音です」(47歳男性/情報通信)
“洋服にお金をかける女性=浪費家”という誤解を受けた経験がある女性ほど、やらかしがちなアピールといったところでしょうか。
堅実な生活が男性に好まれるのは間違いではないものの、“安物買い”をことさらに強調しても、狙い通りの効果が得られるとは限らないのも実情です。
「仲間が開いてくれた、そこそこ規模の大きい婚活パーティに参加したときの話です。
ぱっと見は華やかで洗練された雰囲気の45歳の女性がいて、結構僕のタイプだったんですよ。
で、僕から積極的に話しかけて、フリータイムでは長い時間話をできたまではよかったんですが……。
料理の話になった途端に『私って、料理をしないように見られがちですが、かなりこだわりがあるんです』から始まり、最終的には“ぬか漬け”のウンチクをひたすら語られるハメに至りました。
家でぬか漬けをつけているタイプには見えなかったので、いい意味でギャップも感じたのも確かですが、それ以上に、必死でウンチクを語っている姿に変な生活感がありすぎて、そっちにドン引きしました。
結局、そのパーティ以来、その女性には連絡をしていません」(48歳男性/物流)
これぞ、正真正銘の“ぬかみそくさい女”!?
……という冗談はさておき、“ぬか漬け”にはわかりやすく家庭的なイメージもあることから、この女性はあえてぬか漬けを選んでご自身の料理の知識を語ったのかもしれませんが、男性にしてみればポカーンとしてしまう話題になってしまったことでしょう。
「料理できます」アピールも、ほどほどにしておかなければ、逆効果になることがあるデンジャラスな話題です。
そもそもその言い訳ってアリなの…?次ページ
「ゆるっと婚活をしているので、まわりからよく女性を紹介されるんですが、この前会った42歳の女性は、見た目はかなり高得点で話も面白かったけど、帰り際にドン引きしちゃって、それ以来、会っていません。
その日は、紹介者も交えて美味いメシを食って、2軒目には僕の行きつけのカラオケラウンジに行っていたんですが、22時をまわったくらいに『では、私は家事があるので失礼します。これから掃除と洗濯をして、明日のお弁当の下ごしらえもありますので』って言い残し、驚く僕らを置いてサッと帰っちゃったんですよね。
最初の店で『私はどうも、家庭的に見られなくて』なんて随分と気にしていた口ぶりだったから、ひょっとすると“家庭的な自分”をアピールする狙いと、“軽い女じゃないのよ”アピールをする両方の作戦だったのかもしれませんが、僕には逆効果(笑)。
空気が読めない感じで唖然としましたし、盛り上がっている飲み会でそんな時間に“家事”を理由に中座されても、生活感しか感じませんよ(苦笑)。
翌日その女性からお礼メールが来ていましたが、社交辞令的な返信だけして、それ以来会っていません」(49歳男性/マスコミ)
見た目が華やかな女性ほど「家事をやらなそう」「遅くまで飲み歩いていそう」な疑惑を抱かれがちな傾向もあるだけに、この女性はそんなイメージを払拭したくての行動だったのかもしれません。
しかし、楽しんでいるさなかに「帰ります」と言われてしまえば、それだけで面白くないのも男性心理。その理由が“家事”とくれば、納得するより先に唖然としてしまう人がいても不思議ではありません。
婚活中には「いいな」と思った相手にほど「私ってこんな人です」をうまくアピールしたくもなりがち。
ところが、やり方によっては悪い意味での“生活感”しか醸し出さず、むしろ逆効果になるアピールもあるようですから、くれぐれもご注意を!
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この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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