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夏休みにご友人などからお呼ばれされることもあるかと思います。ビジネスシーンでも取引先が個人の場合等は、お宅に伺うケースもあるでしょう。素足でサンダルやパンプスというシーンが増えている昨今、お宅にお邪魔する際は素足で上がって良いのでしょうか?(一社)日本プロトコール&マナーズ協会の松田玲子先生にお聞きしました。
ご自身やお子さんが、ピアノやバイオリン等のお稽古で先生のお宅へうかがうことがあると思いますが、靴下問題はお子さんにはどのように伝えていますか?
夏場であってもいつでも、先生のお宅にあがる際は靴下を履くのが礼儀です。お子さんは、学校から帰ってからお稽古に行く場合もあり、体育の授業等で靴下が汚れてしまっていることがあります。その場合は、靴下を履き替えてから先生のお宅にうかがうように教えてあげましょう。女性はストッキングであれば問題ありません。
お茶を習っている方は心得ていらっしゃると思われますが茶道の作法の行動一つひとつに、敬意を払うということが重要視されます。清浄を茶室にもたらすという意味が込められますので、和装の場合は白い足袋を、洋装の場合は白い靴下を着用します。夏場は外を歩く間に汗をかきますので、新しいものにはきかえましょう。
訪問の予定時間より少し早めに到着して汗をひかせてクールダウンする時間があると良いですね。暑い時期は、心がけひとつで相手に清潔感、清涼感、そして信頼感まで与えることもあれば、その逆になってしまうこともあります。身だしなみは、相手目線で整えるもの、相手にどう見えるか(あるいはどう見られたいか)を考えるようにしましょう。
お客さまは、ご自分が歓迎されていると実感するとうれしい気分になるものです。暑い日には冷たいおしぼりを用意するなど、気温にあわせて対応することも大切です。個包装のナプキンを冷蔵庫に入れて冷やしておくのもひとつです。
夏場のプライベートの装いには、素足にサンダルがよく似合います。しかし、食事をするといって、テーブル席かと思ったらお座席に上がるなどということもあります。素足にサンダルで来てしまったと恥ずかしい思いをしてしまいますね。
そのようなことがないように、バッグにはいつもサッと履けるナイロンのフットカバーや、靴下を用意しておくと、急なお誘いを受けても困ることなく、安心して過ごすことができます。
せっかくのお呼ばれの機会なのですから、その時間と空間は双方気持ちよく過ごしたいものですね。お迎えする側も相手の立場に立ち、心地よいおもてなしで、楽しく涼やかな夏をお過ごしください。
▶【前編】はこちら
サンダル&素足で訪問してしまったとき、そのまま上がるのではなく、用意していたあるもの取りして使えるとベター。そのあるものとは?
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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