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40代以降で結婚した人=オトナ婚の経験者にインタビューするシリーズ第18回目は、セクハラ被害による心の不調といった大きな困難を経て、40歳で18歳年上の男性と結婚をしたみーさん。交際も順調な2人でしたが、一度だけ乗り越えなくてはいけない大きな問題に直面したそうです。
どこで彼と出会ったの?
彼はどんな人?
どうしたら結婚できたの?
などなど、気になるオトナ婚の実態に、ライターのミナト薫(47歳)が迫ります。
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『意外にも「運命の糸」はすぐそばに!18歳年上のお相手は尊敬できる職場の上司』
――旦那様はみーさんのことをとても大事にされていて、お話を聞いていても幸せオーラいっぱいの様子。交際から結婚に至るまで、大きな問題は起こらなかったのですか?
「いえ。一度だけ破談を覚悟するような問題に直面しました。それは子どものことです。39歳で交際を始め、私は彼との子どもが欲しいと思うようになりました。そのことを彼に伝えると、自分はいらないと思っていると」
――子どもに関する気持ちの隔たりは難しい問題ですね。とはいえオトナ婚夫婦の場合、女性のタイムリミットの問題もあります。旦那様が子どもを望まない理由はなんだったんですか?
「大きく二つあって、一つは自分の年齢ですね。当時私が39際で、彼は57歳。何歳まで働けるかわからないし、自分の方が先が短いので将来的に私が苦労するということを想像すると、子どもを作ろうという気持ちにはなれなかったみたいです。
あと彼はバツイチで、すでに成人した息子さんが2人いて、そのこともあったみたいですね」
――旦那様なりに、みーさんに負担をかけたくなかったんですね。
「もう一つは、前妻との離婚の理由が子育てに関することだったようです。深くは話せませんが、子どもが原因で夫婦仲が悪くなるのはもうこりごり、という気持ちが強かったようですね」
――なるほど。それを聞いたみーさんはどういうお気持ちだったんですか?
「彼が年齢を理由に欲しくないというのと真逆で、私としては年齢的に早く欲しいという気持ちが強かったです。
ただ、大切なことなので膝を突き合わせて時間をかけて話し合いましたね。
彼は『だったら別れることになっても仕方がない』とまで言いましたが、私としてはただ子どもが欲しいんじゃなくて、彼との子どもが欲しかったので、結局今のところは子どもは持たない、ということで着地しています」
――お二人が納得して出した結論ですもんね。みーさんの気持ちもわかるだけに複雑です…。
「今は彼の仕事の関係でカナダにいますが、帰国したらもう一度考えてみたいですね。養子など他の可能性も含めて」
――心理学を学んだり、恋愛マスターのお友達に指南を仰いだりして、自分磨きを続けてきたみーさんですが、旦那様と接するうえで心がけている態度や言葉はありますか?
「交際中から現在まで続けていることがいくつかあります。
一つ目が、恥じらいを持つこと
交際中はもちろん、生活をともにするようになっても、適度な緊張感や距離感はあったほうがいいと思います。恥じらいを持っている方がかわいらしくも見えますしね。
二つ目は、彼の嫌がることはしないこと
誰に対してもそうですが、相手が嫌がることを言わない、しない、ということです。相手のプライドを傷つけない、ということにも繋がります。普段から相手のことを尊重していれば、私が多少わがままを言っても許してもらえますしね(笑)。
三つ目は、笑顔でいること
私自身、これまで笑顔を意識して生きてきたことがなかったので、なかなか習慣になりませんでした。でも婚活パーティでも笑顔でいるだけで、相手からの印象は明らかによくなりましたし、お互いギスギスしませんよね」
――40歳で結婚をして、現在は旦那様のお仕事の都合でカナダに住んでいるみーさん。結婚して良かったな、と思うことはなんですか?
「好きな人と一緒にいると楽しいし、心強いですよね。あと悩み事を相談できるのも、結婚してよかったなと思っている点です。
一方で年齢差の大きい夫婦なんで老後の心配が一番にあります。この先も支え合っていければいいな、と思っています」
婚活真っ最中にメンタルを崩し、5年間のブランクを余儀なくされたみーさん。しかし、そのお休みをしている間に心理学の勉強をするなど、常に前進するのをやめなかったことが「私は絶対結婚できる」という自信を支えていたのではないかな、と思います。
そこに現れた尊敬できる上司。包容力があっていつも褒めてくれる旦那様と一緒になることで、今はみーさんの心も安定しているそうです。
■みーさんからのメッセージ■
・毎日を一生懸命頑張っていれば、みてくれている人がいる。
・態度、話し方、コミュニケーションの取り方を、練習するのがおすすめ。
・自分に嘘をつかない。譲れない条件を作る。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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