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一戸建ての「管理」と「修繕」、どうしたらいいの?

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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オーナーに代わって一戸建て住宅を見守る「管理」サービス

住宅は買って住み始めてから、長い付き合いが始まる。建築物だからその間には、不具合も出てくる。しかし、戸建て住宅は、マンション(専有部分以外)と違って、「管理」も「修繕」も、誰かが代わってやってくれるわけではない。そこで今回は、手軽に加入できる2社の戸建て住宅管理サービスを紹介しよう。
月額1000円で依頼できる戸建て管理サービス

マンションを購入すると「管理費」が、月々必要になってくる。一方、戸建住宅にはそれはない。では、管理は不必要かというと、そうではない。快適に長く戸建住宅に住み続けるため、「点検」や「修繕」は必要だ。
これからは、戸建て住宅の「管理」もあたりまえになってくるだろう。

2014年4月に本格的に会員募集をスタートしたのが、(株)日本戸建管理が提供する一戸建て住宅管理サービス「家ドック」会だ。月額1000円(税別)という手ごろな価格で、さまざまなサービスを提供する。まず、年に1回の定期点検は、同社の提携する工務店が担当し、その結果は報告書にまとめられる。定期的な点検を行うことで不具合や劣化を早期発見でき、大規模な修繕工事に陥ることを未然に防ぎ、その意味でもムダな費用を抑えられるという。そして、どの箇所をいつ直したらいいのか、は修繕計画書として報告されオーナーは予算も含めて、長期的な視野でわが家の修繕計画が立てられる。

【画像1】定期点検の様子(画像提供:日本戸建管理)

【画像1】定期点検の様子(画像提供:日本戸建管理)

修繕やリフォームの履歴は保管されるので、財産としての評価にもつながる。日常起こる台所や洗面所の水漏れといったトラブルがあったとき、担当工務店が出張費無料で駆け付けてくれるサービス(年2回迄、工事費別)や、担当工務店の営業時間外でも24時間対応可能なコールセンターによる緊急対応サービス(出動費・作業費は別途発生)もある。いつ起こるか分からないこういったトラブル時でも、さあ、どこに電話すれば? といった心配もない心強いサービスだ。その他、他企業との連携で消費生活にまつわるさまざまな会員特典も用意されている。

「家ドック」会の特徴は、地域の信頼のおける優良工務店がわが家を見守り続けてくれるということ。わが家をよく知ってくれている工務店さんは、いわば、ホームドクターの役割だ。会員になれば専用サイトの「マイページ」で点検結果は表示され、担当工務店さんとのコミュニケーションもそこで行える。

「木造戸建て住宅は建築から年数が経てば価値がないとされています。しかし、きちんと維持管理された建物が評価される時代がこの先、来るでしょう。そうなれば、戸建管理もあたりまえになります」と、代表取締役 吉村孝文氏はそう話す。

24時間365日、住まいのトラブルを出張費無料で対応

戸建て住宅の地盤調査や建物検査を手掛けるジャパンホームシールド(株)が2014年10月から始めたのが、「ハウスオーナーズクラブ住生活サポートサービス」だ。(※編集部注「ハウスオーナーズクラブ住生活サポートサービス」は、2017年3月31日で終了しました。)
住まいに関するトラブルを24時間365日受け付け、出張費を無料で対応してくれる「住まいの設備トラブル緊急サポート」。契約から5年目に無料で実施する「住まいの総点検サービス」。これは、耐震性や耐久性の観点から重要な部位と雨水の浸入防止に関わる部位を有資格者によって点検するものだ。暮らしの中でのちょっとした困りごとに対応してくれる「お手伝いサービス」もある。他に「災害対応見舞金」や、割引価格でさまざまな企業のサービスを利用できる会員特典も用意されている。これらのサービスが月額1750円(税別)で受けることができる。

戸建て住宅の管理で重要なのは「日常的な視点」と「長期的な視点」のふたつ。緊急時の駆付けサポートやお見舞金のような「日常的な視点」と、5年目の総点検のような「長期的な視点」の両方をパッケージにしたサービスだ。トラブルが起こったときに初めて調べ重度の劣化を発見し、修復に多大な費用を要したりすることがないように、戸建て住宅の管理はふたつの視点が欠かせないという。今後は総合住関連企業LIXILグループで不動産事業者団体との連携も深め、中古住宅の購入者にもマーケットを広げていく計画だ。

取締役 技術統括部長 石井洋一氏は「戸建住宅はどのように住むかが、大切になってくる。わが家をよく知り、質を維持していくために適切なコストを掛けることで、住宅の価値を高め、中古住宅流通市場の活性化に貢献したいですね」と話した。

欧米では戸建住宅は新築より中古の流通がメインで、しかもその評価は難しい言葉だが「経済的残存耐用年数」といって、あと何年使えるかで価値が決まる。つまり修理し維持していけば高く売れるという訳だ。

翻って日本では、築後年数が一定年数以上経過していれば、ほぼ土地値で取引される。修理やリフォームをしてもさほど評価してくれない日本。しかしこの先は、そのトレンドは変わっていくだろう。管理サービスに参入した企業の幹部は、そう語る。戸建て住宅が100年200年と使われるようになるためには、「管理」が決め手と言ってもいい。

住宅は構造物と設備機械の集まりだ。当然、建てたままで良いわけがなく、「予防メンテナンス」という考えがあるように、将来大きな不具合による大きな出費を招かないためにも、日常の「管理」が欠かせない、ということだ。

●取材協力
・日本戸建管理
・ジャパンホームシールド/ハウスオーナーズクラブ 住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル

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この記事のライター

SUUMO

『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。

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