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皆さんは、お礼を何回伝えていますか?
そもそも、何回もお礼をするものなのかと疑問に思っている方も多いかと思います。ですが、一流の人はお礼を3回します。3回目はおろか、1回目すら言えない、忘れてしまう、気づかないという人もなかにはいるようだと指摘するのは、(一社)日本プロトコール&マナーズ協会の松田玲子先生。もちろん、お礼は回数ではなく感謝の気持ちがあってこそです。
まず、その場で 「本日はお時間を作っていただき、どうもありがとうございました。お食事も大変おいしくご馳走様でした」 と言うのは誰でもなさることでしょう。
実は、お礼には3回のタイミングがあるのです。
1回目はその場で、そして2回目はその晩、もしくは翌朝、「昨日は本当にありがとうございました」と。感謝がより強く相手に伝わって人間関係を良好にします。
そして、3回目。上司の場合は社内なので例外として、次回クライアントや義母にお会いした際に「先日はありがとうございました」と挨拶します。
相談だけして、その場は「相談に乗っていただきありがとうございました。おかげで、心が軽くなりました」などという言葉が出るかも知れません。お礼を素直に言える人はとても好感がもてます。
しかし、その後相談したことをすっかり忘れる人がいるようです。相談に乗った側からすれば心配ですので簡単でいいので事後報告はしましょう。
会社の上司や同僚などお相手との関係にもよりますが、SNSを使える間柄であれば、食事をご馳走になったり贈り物をいただいた時には、その日の内にSNSでお礼を伝えてもよいと思います。そして、翌日に会社で上司と会った際には、改めて昨日のお礼を言葉にして伝えましょう。
つまり、前日にSNSでお礼を伝えたのでお礼はそれで終わり、ではありません。次に会った時には、きちんと言葉で伝えることは大切です。相手との関係に礼を欠くことがないように気をつけたいことのひとつです。
では、目上の方にご馳走になったときや久しぶりに再会した大切な人へのお礼はどうすればいいのでしょうか? ですが、謝罪も回数が多ければ多いほどいいというわけではないようです。その理由は「後編」でご説明します。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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