人間は、驚いたときやウソをついているときなどに、その感情が微かに表情にあらわれます。
この「微表情」を読み取れば、彼氏の本音は丸わかり、たちまち恋愛上手なれるはず。
今回は、微表情のなかでも基本的なものをまとめてご紹介。
さらに見抜かれないための防御方法もお伝えしていきます。
早口でしゃべりだしたら?
彼氏が急に早口になったときは、なにかやましいことがあるか、ウソをついている可能性があります。
このような態度の変化は、微表情よりも対策しにくいため、表情をなかなか読ませてもらえない彼でも、無防備にあなたにさらけ出す可能性はかなり高いです。
会話をしながら相手の話しかたの変化に気を配るのは、なかなか大変です。
しかし、それ以上に、話す速度をコントロールするのは困難です。
頑張って話す速度に注目してみてください。きっと成果があがるはず。
なお、彼氏がもともと早口な場合は、このやりかたでは判断できません。
ちなみに、常に早口な人は、人に意見を言われるのが嫌いな人という……説もあります(学術的な根拠や統計データはありませんが)。
目をそらさないときは?
これは誰しも経験があると思いますが、実は、人間ってウソをつくときに限って、相手の目をじっと見るんですよね(汗)。
もちろん信じてほしいときや、本当のことを言っているときも、相手の目を見て話しますが、ただ、相手に問い詰められたときは別です。
たとえば、男性は「浮気をしているんでしょ?」と問い詰められたとき、無実だった場合はたいてい激怒します。
それから、疑いの目を向けたあなたに対して落胆し、その感情がやがて軽蔑へと変わります。
そんなときの男性は、相手の目を見て否定なんかしません。
あなたが号泣していた場合は、あなたをなぐさめるために、真正面から瞳をじっと見て否定するかもしれませんが、それ以外のときは、たいていは、ぷいっとそっぽを向いて、どこかへ行ってしまうのではないでしょうか。
つまり、目をそらさず誠意ある対応をした場合は、やましいことがあるか、ウソをついている可能性があるんです。
こういった態度は、無意識・無自覚に取ってしまうため、自制しにくい、つまり感情を読み取りやすい行動になります。
自分の服のエリや胸もとを触るのは?
もし話している相手が、こういった仕草をしているときは、彼はあなたに性的な魅力を感じています。
難しい言葉でいえば、彼はこみあげてくる性的な衝動を抑えており。
平易な言葉でいえば、あなたとエッチしたいと思っています。
性欲には個人差がありますので、そこまで強烈な性衝動を抱いていない人もいるかもしれませんが、それでも、少なくともあなたに好意を抱いていることは確実です。
ちなみに男性は、この仕草や性的な欲求に無自覚です。
セクシーな女性と相対しているときは、無意識にネクタイや第一ボタンをいじっていたりするので、注目してみてください。
頭の後ろに手をやるのは?
CMやコメディなどで、よくオジサンが「まいったなあ」とか「いやあ、ごめんごめん」と言いながら、片手でうなじの少し上(後頭部の下のほう)をさわるあのポーズです。
こういったポーズをとるとき、人は照れくさく思っています。
また、それとは別に、実は人との接触を拒否しています。
その気持ちが強くなると、両手を頭の後ろにあてます。
ようするに頭の後ろに手をやるのは、拒絶の仕草なんです。
もし話し相手がこういった仕草をとったときは、あなたとの会話に魅力を感じていません。
話題を変えるか、気持ちを切り替えて、ほかの男性との会話を楽しみましょう。
視線の読み取りかたとその対策
感情は、視線にあらわれます。
以下はその具体例です。
●視線の方向(あなたから見た方向です)
・右上 : なにか思い出している
・左上 : 空想をしている(嘘など)
・左右または正面 : 見えないものを考えている(音楽や匂いなど)
・下 : 感覚を集中させている
●瞳孔の開き具合
・大きく開く : 好意的、話に興味がある
・閉じている : 話している人に興味がない
相手の視線を追えば、どんな心理なのかが分かってしまいます。
では、感情を読み取られないようにするには、どうすればいいのでしょうか?
それはずばり、目をつぶって話に集中する(ふりをする)ことです。
単純ですが効果はバッチリです。
口もとの読み取りかたとその対策
くちびるにも、人の感情はよくあらわれます。
以下はその具体例です。
●下くちびるが動く
・なにか言いたいときに、舌くちびるが動きます
●下くちびるを噛む
・感情を押し殺しています。話の内容に納得していません
前回までに紹介した「嫌悪」や「怒り」、「恐怖」、「軽蔑」、「驚き」、「悲しみ」など、口もとにはさまざまな感情があらわれます。
微表情を読み取ることに慣れていないうちは、口もとだけを観察するのもよいでしょう。
なお、口もとから感情を読み取られない方法は、人差し指で鼻を触ることです。
こうすることによって、口もとが隠れますから、感情を読み取られることもなくなります。
有名な対策方法ですが、それだけ効果はバッチリです。