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(本記事は2018年10月初出の記事に2023年8月加筆修正を行いました)
元国税局職員のさんきゅう倉田が、大勢見てきた貧乏な人とお金持ちの違いから分析した、お金が貯まる人の行動を紹介します。後編です。
<<この記事の前編:貧乏な人とお金持ちの違いは、◯◯があるかどうか
この場合の「財布が汚い」とは、ボロい財布を使っているということではなく、財布の中が整理されていない、という意味です。財布が汚い人は、お金が貯まりません。財布が整理できない無頓着な方は、支払いにも無頓着です。携帯料金、水道光熱費、今日何にいくら使ったか、それが真に必要なものかどうか、検討しない傾向があります。
まずは、財布を綺麗にして、お金が管理できる環境を整えましょう。
▶財布を綺麗にするコツは
不要なクレジットカード、レシート、ポイントカード、スタンプカード、診察券、名刺、割引券、チラシ、薬、絆創膏、外国の通貨、及びゴミが入っていませんか?財布はゴミ箱ではありません。決済時に頻繁に使用するもの以外は入れないようにしましょう。
最も財布に闖入してくる頻度が多いのは、レシートです。経費として精算する、家計簿をつけるといった使用目的がない限り、受け取らないようにしましょう。財布が汚い人は、家計簿をつけていないと推察されますので、基本的にはすべて捨てて良いと思います。
クレジットカードを複数持っている場合は、解約するか財布以外で保管します。「使ってないけど、あっても困らないから持っている」系のアイテムは、あなたを貧しさに誘(いざな)います。すべて破棄しましょう。
ポイントカードとスタンプカードも限界まで捨てます。ポイントカードを脳で管理し、財布を膨らませ、提出のためにレジでもたつくことと、ポイントやスタンプで得られる利得を天秤にかけましょう。100円で1ポイントとか大盛り無料とか本当に必要でしょうか。擦り切れたカードが財布に詰まっている状態は、お金にとってよろしくありません。
診察券や薬など捨てられないけれど、財布に入れる必要のないものは、引っ越ししましょう。彼らには、彼らにとって住みよい家があります。財布の中に彼らの居場所はありません。
▶古今東西、お金持ちの財布の共通点とは
古今東西のネットメディアで、お金持ちの財布の共通点がまとめられています。それらが、どこか別の媒体からの引用なのか、実体験に基づくものか、想像の産物なのかは分かりませんが、概ね正しいと思います。偶然一致した、あるいは、お金持ちがそれらを読んで影響を受けたのかもしれません。
お札の向きを揃え、無駄なものを入れず、長財布を使う(お札を折らないようにしています)、一言で言うと「整理」しているのが普遍的な共通点です。お金持ちは、そうすることがお金にとって良いことだと知っていて、ストレスなくできるくらい整理に慣れています。
お金が貯まらない人も、収入が多いためになんとなく貯まっている方も、まずは、財布の中を整理して、よりお金が貯まる環境を整えましょう。

さんきゅう倉田/大学卒業後、東京国税局を経て、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに。趣味は「青色申告」、特技は「否認」、無人島にひとつ持って行くとしたら「売掛帳」。著書『読めば必ず得する税金の話』(総合法令出版)。
お金に恵まれている人は、「調べる」ことにぬかりがありません。
きちんと調査し、自分の立場を有利にしています。
さらに、人生を鷹揚に捉える、他人を否定しない、身繕いをきちんとしている、
必要な分野についての勉強をコツコツ続ける、生活リズムを維持できる。
そんなお金持ちの類型を抽出して、電子書籍を出版しました。
アマゾンのkindle unlimitedにも収録されているので、利用者なら実質無料で読めます。↓書影クリック
こちらから>>>『お金持ちがしない42のこと』(主婦の友社)
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この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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