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(本記事は2018年12月初出の記事に2023年8月加筆修正を行いました)
今回は、芸能人がよくやっている、 “経費にならない経費”を紹介します。後編です。
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「衣装だから経費」と、服や靴を経費にするのはほぼ100%のタレントがやっています。しかし、そのうちの何割かは、仕事で使う服と私服を分けていません。
そうすると、それをすべて経費で落とすのは無理があります。衣装は衣装、私服は私服とはっきりと分ける必要があります。
自分の住むマンションや家を事務所として使っているとして経費にする方法は、多くの個人事業者がやっています。しかし、本当に事務所として使っているかは疑問です。
ただ住んでいるだけで、自宅で業務を行うのでしょうか。行っていたとしても、住宅の面積のごく一部を使っているだけではないでしょうか。それなのに、家賃の5割、7割、何を勘違いしたのかすべてを経費にする方もいます。
▶数年後に調査官の目に止まることも…
取引先や同業他社と交流し、知人を増やし、仕事に繋げるというのは素敵なことです。そのための飲食代は、交際費や会議費といった名目で経費にするのが一般的です。
しかし、多くの俳優やモデルやミュージシャンが、学生時代の友人と食事に行った、家族でファミレスに行った、好意を持っている異性とイケイケのレストランでシャトー・ムートン・ロートシルトを開けた、そんな支払いを経費にしています。
上記のような支払いを経費にして確定申告をしても、申告書の提出時に注意を受ける、または、直されたりすることはありません。だから、そのタレントは「私は、▲▲も△△も経費にしたよ。余裕だった」とか吹聴して、おちゃめな申告をする仲間を増やしてしまいます。
しかし、数年後に調査官の目に止まり、税務調査が行われて、通常より多くの税金を払うことになるかもしれません。それでも、彼らはリスクを無視して、所得の圧縮のために多くの経費を計上します。先のことを考えるより、今、お金が欲しい。それが、タレントの生き方なのです。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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