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コロナ禍では三密を避け、挨拶も肘タッチなどで対応した時期もありましたね。最近は、ビジネスのパーティや講演会なども再開し、握手も復活してきています。握手の正しい仕方を(一社)日本プロトコール&マナーズ協会の松田玲子先生にお聞きしました。
【 気品を身につけるシンプルな教え#79握手のマナー編 】
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日本のビジネスでも、国際社会における挨拶でも最も広く行われている挨拶の1つが握手です。いざというときに役立つので覚えておくと良いでしょう。握手はお互いの信頼関係を深め、知的な交際をするための方法でもあります。
まず、握手は上位者から下位者に手を差し出します。ビジネスシーンでは、上司やクライアントのような目上の人からおこないます。
簡単な自己紹介を済ませてから握手をしましょう。自己紹介の前にいきなり握手を求めると不快に思う方もいますので気をつけましょう。
また、日本の場合は握手の前に名刺交換を始める方もいますが、国際社会では先に自己紹介をしてから握手をし、その後名刺交換をするのが一般的です。
基本的に、握手をしながらお辞儀はしません。握手は相手の目を見て行う挨拶のため、お辞儀をすると相手の目をしっかりと見ることができません。私たち日本人は、ついやってしまいがちですが、はたから見るとスマートではないので、握手をしながらのお辞儀は避けましょう。
正しい姿勢で立ち、必ずお相手の目を見て心を込めて行います。アイコンタクトはやる気を示したり、信頼感を与えたりすることになりますのでとても大切です。握手は原則として右手で行います。
座っているときに握手を求められたら、必ず立ち上がって握手をしましょう。お相手が立って自分だけ座っている状態で握手をすると、決して良い印象は持たれません。お相手に失礼に当たります。
握った手を振る回数や握る強さは、「心の表れ」です。初対面あるいはそれに近い間柄の場合には、軽く1,2回振るのが普通です。手を握る強さは、あまりに弱く握ると相手に気持ちが伝わらなくなりますので、強すぎず弱すぎずに握手をします。
【後編】では、女性同士の場合の握手やプライベートシーンでの握手のマナーについてお話を伺いました。
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この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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