/

自分では良かれと思ってやっていたことが、実は失礼だったなんてことがあります。さまざまなシチュエーションでのマナーやエチケットを事前に知っておけば、相手に不快な思いをさせずに済みます。
公共の場と食事の場でよくある6選を、(一社)日本プロトコール&マナーズ協会の松田玲子先生にお聞きしました。
【 気品を身につけるシンプルな教え#81自分では良かれのマナー編 】後編
【食事の場で】
食事中に多く潜んでいるのが箸使いのタブーです。その中でも、大皿料理等で料理を取り分ける時、自分の使っている箸の反対側で取り分ける「逆さ箸」。
「逆さ箸」は手で触れた部分となるため衛生面から考え、取り分け用として新たな箸を係の方にお願いすると良いでしょう。
「手皿」とは箸を持っていない反対の手を、食べものがこぼれないように受け皿のようにして添えることです。
これは見た目にはなんとなく丁寧に見えるため、正しいマナーとしてやられる人が多いのですが、実は間違いです。和食の場合なら器を持ち上げるか、フォーマルな場所であれば懐紙を持ち歩く方もいますね。しかし、次に注意点があります。
和食の時には懐紙を持っている方も多いと思いますが、例えば、招待した方や上位の方が懐紙を使われていない時に、懐紙を出して使って良いか悩むことはありませんか。
和食をいただくときに懐紙を使うのは何も問題はありません。しかし使われていない招待した方や上位の方はどのように思われるでしょうか。
恐らく、懐紙を持ってくるのを忘れた、とか懐紙を持ってきた方が良かったのか、と気まずい思いをさせてしまい、恥をかかせることにもなってしまいます。招待した方や上位の方が懐紙を使っていない場合は、懐紙を持っていたとしても、その場の空気を読んで上位の方に合わせて懐紙を使わないことのほうがこの場合には上位者への心遣いとなるのです。
自他共に気持ちよく公共の場を使ったり、食事の場では相手に不快感を与えないように会食ができることが一番です。美意識を持って過ごしたいですね。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
1153
女の欲望は おいしく。賢く。美しく。OTONA SALONE(オトナサローネ)は、アラフォー以上の自立した女性を応援するメディアです。精神的にも、そして経済的にも自立した、大人の女のホンネとリアルが満載。力強く人生を愉しむため、わがままな欲望にささる情報をお届けします。[提供:主婦の友社]
ライフスタイルの人気ランキング
新着
公式アカウント