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自分では良かれと思ってやっていたことが、実は失礼だったなんてことがあります。さまざまなシチュエーションでのマナーやエチケットを事前に知っておけば、相手に不快な思いをさせずに済みます。
公共の場と食事の場でよくある6選を、(一社)日本プロトコール&マナーズ協会の松田玲子 先生にお聞きしました。
【 気品を身につけるシンプルな教え#81 自分では良かれのマナー編 】
【公共の場で】
エレベーターに乗っているとよく見かける行為です。これはマナー違反というより“安全に乗り降りする”を念頭に行動することが大切です。
エレベーターを降りるのは自分一人とは限りませんし、続いて降りる方が危険な目に遭わない配慮として、「閉」ボタンを押しながら降りるのは避けたほうが良いでしょう。
お客様を先に通したいという思いから、扉を手で押さえながら中に案内することもあるようですが、扉を手で押さえるだけだと閉まりそうになって危険なこともありますので、 「開く」ボタンも押して扉を開けて、乗客全員が安全に乗り降りできるようにします。
スマホを自動改札で叩きつける人はいませんが、ICカードを叩きつけるように強く当てる人を見かけます。「中途半端なタッチで読み取りエラーが起きたら、その分後ろからくる人の邪魔になってしまうから」といった気持から、強くタッチするのでしょうか?
しかし、強く当てればICカードが反応しやすいわけではありません。まわりにいる人たちが不愉快にならないように、軽くタッチしたいですね。
女性としてのたしなみとしてお化粧直しをする人は多いと思います。しかし、洗面台の前でお化粧直しを始めると夢中になってしまい、次の方が手を洗うのを待っているのに気がつかなくなることもあります。
洗面台を占領することのないよう、専用の化粧台があればそちらに移動して、共有する場所であるお化粧室では皆で気持ちよく使うことを心掛けましょう。
次の方が気持ちよく使えるように、洗面台のまわりをペーパータオルで拭いておくのはスマートな振舞いであり、次に使う方への心遣いとなります。
▶つづきの【後編】では、食事の場でのマナーについて、解説します。
大皿料理のとりわけのときに、周囲への配慮としてやっている逆さ箸はマナーとしてOK?
NG?
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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