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結婚を考える男女が、出会いを求める「婚活パーティー」。
婚活パーティーは、相手に掲示する「プロフィールカード」に職業、年収を記載する必要があるため、「求める条件」が明確な方に、まさにピッタリの婚活手段と言えるでしょう。
ただ、婚活パーティーの中には「独身証明書」が必要なケースは少ないため(※結婚相談所になると、証明書が必須になるケースが多いです)、なかには既婚者が嘘をついて紛れ込んでいるケースもあるようです。
今回の記事では、婚活で既婚者男性に遭遇し、あやうく不倫させられそうになった経験のある愛知県在住の愛理さん(仮名・34歳/会社員)の体験談を紹介します。

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愛知県に住む愛理さんは、周囲から「もう34歳だし、子どもが欲しいなら早く婚活した方がいい」と言われるように。愛理さん自身、子どもが欲しいとは特に思っていなかったものの、「老後を見据えて、独身よりパートナーと生活した方が安心かも」と思うようになり、婚活を決意したそうです。
愛理さんが婚活を始めたのは、2018年の夏ごろ。コロナ渦が始まる(2019年12月頃)前でした。愛理さんの周りは既婚者の友達ばかりだったので、1人でも気軽に参加できそうな「婚活パーティー」で婚活をスタートすることにしたそうです。
参加したのは、30~40代限定、男性は「公務員・高収入男性限定(年収500万円以上)」のみ参加できる婚活パーティー。条件設定が明確なので、てっきり「身分証明書」などが必要なのかと思いきや、会費のみ請求されたそうです。
ところが、婚活スタッフは「男性の身分証明」も特にチェックしている様子はなかったので、愛理さんは「本当に、高収入の男性が参加しているのだろうか?」と不安になったのだとか。
ただ、愛理さんがパーティーに参加すると、スタッフから「独身ではない場合、罰金として30万円請求します」という誓約書を書かされたため「独身者のみ参加しているから、安心して婚活できる」と感じたそう。
まさか、そのときに感じた安心感がのちのち裏切られることになるとは……。

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婚活パーティーは女性が着席した状態で、男性が時計回りに席を移動するスタイルでした。婚活パーティーの参加者男性は、挙動不審でキョロキョロした人や、顔を見て話せない男性も少なくなかったそう。愛理さんはその婚活パーティーで、自分の顔を見てきちんと話してくれる人とマッチングし、カップルが成立。
彼のスペックは年齢が36歳、公務員(小学校の先生、年収600万円)。安定した仕事の人なので、「結婚後も、安心して暮らせそう」と感じたそうです。彼は清潔感のある雰囲気で、見た目も真面目な印象。自分を裏切ることはないだろうと思い、愛理さんは彼を選んだと言います。
ただ、彼と連絡先を交換した時に、彼の携帯が「ガラケー」であることにビックリ。彼の話によると、かなりの機械音痴でSNS、LINEも何もやっていないそうです。連絡を取る時は、gmailのほうに連絡して欲しいとのことでした。
愛理さんはこの時点で、「少し変わった人だな」と思ったそうです。
その後、彼とデートの約束をすることになりました。しかし、彼が街ち合わせに選んだお店は、有名チェーン店のファミレス。しかも、彼は車も所有していなかったのです。移動ツールとして車を持っているのがポピュラーな地域柄なので、二重でビックリ。彼の話によると、どうやら親が買ってくれた駅前のマンションに1人で住んでおり、交通手段が充実しているため、車は所有していないとのこと。
そこで、車で行けそうな遠方のお店は選べず「現地集合、現地解散できるお店」として、駅前にあるチェーン店のファミレスになったそうです。
「公務員だし、もしかしたら堅実な人なのかもしれない」
「親がマンションを買ってくれるくらいだから、きっと実家は “太い” はず」
そう思った愛理さんは、彼と会うことに決めたそうです。
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不審な行動が多い彼が正体をカミングアウト。「資産家の御曹司」ってそれ、本当?
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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