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アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんのもとには、さまざまな悩みを抱える婚活女性が訪れます。今回は、35歳から2年間不倫をしていた女性の「婚活ストーリー」を紹介してもらう【後編】です。
※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しております。
働く女性の婚活百景 ♯2 後編
▶この記事の【前編】を読む
C美さんのが逃げ込んだ、ある居場所とは?

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私が、まずC美さんにたずねたのはお父さんのことでした。
C美さんは、20代の頃に父親を亡くしています。「優しい父でしたけれど、一度だけ叩かれたことがあります。中学生のとき、事業がうまくいかない父に、『どうせ稼げないくせに』と言ってしまったんです。いま思うと、ひどいですよね」
そこで、私がC美さんにおすすめしたのが、「親へのひっそり謝罪ワーク」です。
「親へのひっそり謝罪ワーク」のやり方
(例)
「お父さん(お母さん)、あのときひどいことを言ってごめんなさい」
「お父さん(お母さん)、ずっと見下してきてごめんなさい」
※これを3週間、毎日続ける。
もちろん、直接親に謝罪してもいいのです。ただ、これは親のためではなくて、自分自身の罪悪感をなくすためのワークなので、心のなかでひっそり謝るだけで効果があります。
C美さんもそうですが、不倫をしてしまう多くの人の共通点に、親に対する罪悪感や恨み、拒絶感など、ネガティブな思いを抱えていることがあります。
親に対してネガティブな思いを持っていると、人は無意識に自己否定をすることが多い。また、親の教育が間違っていたことを証明しようと、無意識に、親が喜ばないであろうことをしている人もいます。そのせいで、理想の相手に選ばれて幸せになることを、自分が自分に許さないのです。
最初は「20年前のことを謝るんですか?」と不思議顔だったC美さんですが、「親へのひっそり謝罪ワーク」を続けるうちに、表情が変わりました。
「最近、心に余裕ができた気がします。不倫をしていた頃の私は、自分では気楽な恋愛をしているつもりでしたが、いつも後ろめたい思いがありました。そのストレスで暴飲暴食に走っていたんですよね」

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このことをきっかけに自分自身と向き合ったC美さんは、「自分を幸せにするために、やっぱり結婚したいし、子どももほしい」と決意。
その後、半年もたたないうちに、理想どおりの相手と出会い、結婚をしました。いまでは二児の母になり、忙しくも幸せな毎日を過ごしています。
不倫をしている女性のなかには、C美さんのように「幸せな結婚をしたい」という本心にふたをして、結婚を先延ばしにしてしまっている人が意外と多くいます。
そういう人は、一度「親へのひっそり謝罪ワーク」を試してみてください。親だけではなくて、「自分への謝罪」をするのも効果的です。
自分が幸せになることを自分自身が肯定することで、表情だけでなく行動も変わります。婚活中なら、目に見えて効果を実感することができるはずです。
最後までお読みくださりありがとうございます。
次回の配信もどうぞお楽しみに。
【編集部より】

『アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーが教える
結局、理想を下げない女が選ばれる』
(伊藤友美 著 / フォレスト出版)
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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