/

4年ぶりにレセプションパーティーや懇親会など、立食パーティが増えてきたようです。着席形式と違い、大勢の人々がいるなかで動きも多く、物の扱いも多いため、気遣いが必要になります。特に、グラスの扱いについて(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田先生にお尋ねしました。
【 気品を身につけるシンプルな教え#83立食パーティーのグラス問題編 】
どちらもNGです。グラスについた口紅を指で拭ってしまったら、グラスが割れることもあります。また、自分がおもてなしをする側で、真っ白なリネンを口紅で汚されてしまったらと想像してみてください。落ちにくい口紅では、なおさら悲しくなりますね。
レディーのたしなみとしては、食事が始まる前に、口紅を軽くティッシュで拭っておくことが思いやりでもあるのです。
立食の場合は参加した方々に多彩な交流の場を提供したいといった主催者の意図があります。料理をゆっくり楽しむというより「人との交流」の場でもあります。
この点を理解してパーティーの中での立居振舞いを意識しましょう。

shutterstock.com
通常、立食形式のパーティーにはソフトドリンクからアルコール類までさまざまな飲み物が用意されています。
パーティーによっては、入り口のところでグラスを渡されるケースもあります。ソフトドリンクの場合は、タンブラーが一般的で、スパークリングワインは縦長のフルートグラスや平らなクープ型、白ワインは小振りなワイングラス、赤ワインは大きめなワイングラスという具合に、ワインの種類によってグラスが変えられていることも。
主催者からの「ワインの種類に合ったグラスでお飲みください」というサインです。
ですので、白ワインから赤ワインに変える際には、サービスの方に言ってグラスも替えてもらいましょう。
くれぐれも飲み過ぎに注意しながら、お酒を選んでください。
ウェルカムドリンクと一緒に渡されるナプキンは、グラスを持ちながら会場内を歩くことに対する会場側の心配りですので、使い方は自由です。
冷たいものが入ったタンブラーのグラスは、そのままだとテーブルや服に水滴が落ちてしまう可能性があるので、紙ナプキンを巻いて使用してもOKです。また、グラスの水滴で濡れた手を拭くこと、お料理を頂いた際に口元を拭うことなどの場面で使えます。
気を付けたいこととしては、使い終えた紙ナプキンはテーブルの上に置いてよいのですが、他者から見て見苦しくないように、汚れた箇所を内側に折り込む等の配慮が必要です。
つづき▶立食でもグラスを合わせて乾杯してOK? 手にグラスやお皿があるときの名刺交換はどうすれば?__こちから読む
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
1153
女の欲望は おいしく。賢く。美しく。OTONA SALONE(オトナサローネ)は、アラフォー以上の自立した女性を応援するメディアです。精神的にも、そして経済的にも自立した、大人の女のホンネとリアルが満載。力強く人生を愉しむため、わがままな欲望にささる情報をお届けします。[提供:主婦の友社]
ライフスタイルの人気ランキング
新着
公式アカウント