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仕事や育児、家事など、毎日忙しく過ごしている人も多いだろう。子どもを持つ共働き夫婦はいったい家事や育児をどのようにしているのだろうか? フルタイムで働く夫婦にアンケート調査を行った。
家事・育児ともに分担をしている夫婦が半数以上
今回のアンケートは、子どもを持ち、夫婦ともにフルタイムで働いている男女300人が対象。まずは、家事や育児の分担に関する質問をした。結果は以下のとおり。
Q. 夫婦で家事・育児の分担をしていますか?(単一選択)
・家事・育児ともに分担をしている(63.0%)
・家事はしているが育児は分担をしていない(6.3%)
・家事はしていないが育児は分担をしている(7.3%)
・家事・育児ともに分担をしていない(23.4%)
「家事・育児ともに分担をしている」(63.0%)がもっとも多い結果となった。フルタイムの共働き夫婦は、どちらも仕事が忙しいため、家事や育児を分担することでうまく折り合いをつけているのだろう。とはいえ、「家事・育児ともに分担をしていない」(23.4%)を選択した人もいる。お互いに気が付いたほうがなんとなく家事や育児をしているのだろうか。
家事・育児の分担満足度、夫は68点、妻は62点では、現在の家事や育児の分担についての満足度はどのくらいなのだろうか? 100点満点中何点かを答えてもらったところ、平均値は夫が68点、妻は62点という結果に。妻よりも夫のほうがやや高い点数にはなっているが、どちらも60点台であまり高得点とは思えない……。さらに深く探るために、さきほどの質問で「家事・育児ともに分担をしている」を選択した人に、分担している項目についても質問をした。
複数の項目を用意し、「おもに夫が担当」「ほぼ半々」「おもに妻が担当」のなかから近しい項目を選択してもらったところ、夫よりも圧倒的に妻のほうが担当している項目が多くなっている。
毎日の食事や洗濯に関しては、妻の負担が大きく、ゴミ出しや風呂掃除などの掃除に関連する項目は夫の負担が少し増えているようだ。また、子どもの育児に関しては、夫・妻ともに半々で行っているが、「子どもを寝かしつける」に関しては妻寄りに。
妻の負担が大きい分、パートナーに何かしらの不満を抱えていそう。フリーコメントで不満に感じていることを答えてもらったところ、「(パートナーの)残業が多い」「もっと早く帰宅してほしい」というコメントが目立っていた。夫の帰宅時間が遅くなり、家事や育児を手伝ってもらえないことに不満が募るようだ。
とはいえ、夫が家にいたとしても、「テレビに夢中で、子どもが話し掛けても気づかないことが多い」(35歳・女性)「休日自宅にいるとき、午前中だけでも子どもたちを公園に連れていってくれると、家事がはかどるのに」(32歳・女性)といったコメントも。夫は、もう少し家事や育児に関して積極的になったほうが、パートナーの負担やストレスを軽減できるのではないだろうか。
夫婦ともにフルタイムで働きながら子育てをするのは大変だろう。そんなときこそ夫婦で協力し合って、良い家庭環境を築けるような工夫が必要かもしれない。
●調査概要この記事のライター
SUUMO
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『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。
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