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2023年4月から東京大学に通っています。さんきゅう倉田です。芸歴14年目になります。
東京大学にある様々な団体を紹介する【後編】です。
定期試験の問題を100円で買い取って過去問として補完し学生が閲覧できるようにしている団体、本郷キャンパス内に立て看板を置く許可を取ろうとする団体(駒場キャンパスでは畳1枚分くらいのサイズの木の看板を立てることができ、サークルなどが広告として活用している)、昼休みには食堂前で、日が沈んだ頃には正門前で演説を行う団体、教員たちの学生からの評価をまとめた冊子「逆評定」を販売する団体など……。ユニークな活動で学生たちの心を刺激してくれます。
そのなかでも、東大唯一のキャンパスマガジン発行サークル「時代錯誤社」は学生や教授、職員など誰もが知っているであろう特別な団体。年二回発行『逆評定』の販売、『月刊 恒河社』の販売、自作の赤本などの販売、その販促活動としての演説が活動内容です。
『恒河社』は毎月様々な企画にチャレンジしその記録を記事にしてまとめた雑誌で、ぼくのクラスに複数の固定客がいるほど人気です。
『逆評定』は、教員が学生を評価する「評定」の逆、学生が教員を評価したデータをまとめた冊子です。単位や良い成績の取りやすさ、先生に対するコメントなどが記載されており、履修登録には欠かせない道具となっています。
さて、この『逆評定』を巡って9月に事件が起きました。
全ページを綺麗にスキャンして流布した学生がいたのです。
ぼくは夏休み中にも関わらず大学に行き、400円を払って購入しました。これだけの情報を収集し、提供してくれる団体に感謝しています。まさか安易に著作権を侵害する学生がいるとは思いませんでした。
確かに大学にいると、著作権の概念が薄れます。先生たちは一般書のコピーを平然と配る。しかし、それは著作権法35条で認められている行為です。
この『逆評定』の海賊版に対して、時代錯誤社はXにこのような投稿をしています。
「少しでも拡散に加担した自覚のある方は、反省文1000文字以上(手書き)と寸志をご用意の上、一刻も早く申し出ていただくことを強く推奨いたします。」
何も考えずに拡散した学生は怯えたことでしょう。寸志でどれくらいの金額を包んだのかも気になります。提出された反省文は恒河社内で紹介されるのかもしれません。
なお、スキャンした犯人とされる理科三類の人物は損害賠償を請求されると思います。実際に過去に流布して、金銭を支払った学生がいることもわかっています。
学生に対して寛大な措置を取る大人も世の中には大勢います。しかし、時代錯誤社の行動に関して、否定的な学生はXでもキャンパス内でも見当たりませんでした。多くの学生が法を破ることの重大性を理解しているのだと思います。
2024年も学生生活を彩る様々な団体の活動から目が離せません。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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