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私たちは常に心休まる自分らしくいられる「自分の安全地帯」を探しています。
温かい家庭で育てられてきた子どもは、「自分が生きているのは良いことだ」と感じています。そういう子どもは、自己肯定感があり、自分を信じ、他人を信頼できます。
幼少期に悲しい経験ばかりしてきた子どもは、自己肯定感が低くなり、人間関係をうまく築くことができません。相手の目ばかりを気にして、不安ばかり感じるようになります。他人から安定感を感じたくて、依存体質になりがちです。
心理学では、子ども時代になんからの問題がある環境で育ち、その際に抱いた負の感情から生じた人格を「インナーチャイルド」と言います。自分のなかに「内なる子ども」がいると見立てた考え方のことでもあります。
そこにはその人本来の無意識的なコアとも言えるものが保存されています。そんな「インナーチャイルド」と向き合い、ポジティブに生きるためのヒントについて考える【後編】です。
私たちは、何も持たずにこの世に産まれてきて、誰かの手を借りて生きていかなくてはなりません。
その時から、誰かがいないと生きていけないというNの人格をみんなが持っています。
ですから、自分の世話をしてくれた親や大人がどのように自分に接してきたかが、生きていく上でのマップになります。
その人たちから、自分自身のコントロールの仕方や人間関係に対する考えを学ぶのです。
私たちは、産まれてから2年間の経験で自分自身が愛されていたのか、そうではないのかを感じとります。「愛着形成」と呼ばれるものです。
人は生まれてすぐ、飲む・食べる・排泄するなどを誰かの手を借りて体験します。このケアの中で大切なことは「まなざし」と言われる温かい目線や、やさしく撫でてもらうことです。
赤ちゃんは親のまなざしや語りかける声のトーン、撫で方で自分が愛されているかどうかを感じていくのです。
この経験で、「基本的信頼感」か「基本的不信感」を持って生きていきます。
基本的信頼感を得られた子どもは、意識の深いところで、親や他人に対する信頼感だけでなく、自分自身への信頼感も持っています。
一方、基本的信頼感を得られなかった子どもは、意識の深いところで不安や不信感を持つようになります。
ここまで読んできて、今の自分がP(ポジティブ)とN(ネガティブ)のどちらなのかがわかりますよね?
きっと、身近な友達やパートナーが今どちらの状態にあるのかもわかるはずです。
私たちは、産まれ育ったそれぞれの環境で喜怒哀楽を味わっています。
だからこそ、PとNの間を行ったり来たりするのです。
心の中でその時々、自分のなかのPとNの部分を振り返りながら生きていくようにすると、目の前の事柄にうまく対処できるようになるでしょう。
自分の中のN(ネガティブ)の感情。つまり、劣等感や不安、相手への妬み、欲求不満…など、自分自身の負の感情をまるごと認めてあげることが、まずは生きていくための大前提になります。
そうすることで、親や友達、パートナーとも良い関係を結んでいけるのです。
自分の中のNを認めてあげないと、他人が自分より優れているように見えて、自分が見下されているように感じることがあります。
だから勇気を出して、自分の中のNを思いっきり抱きしめてあげましょう!
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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