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東京大学に通い始めてはや1年。3月10日の合格発表を昨日のことのように覚えています。さんきゅう倉田です。
1年通うと東大の様子や事務的なスケジュールが把握でき、今後の学生生活も予想できます。20年前に通っていた日本大学との違いにも気付きます(一言で言うと、カレーとサッカーくらい違う)。
その違いについての【後編】です。
▶この記事の【前編】を読む▶東大生の上半期のスケジュール、大学生ならではのメリットは?
また大学生は、授業外での学びやコネクションを得られる機会が多く、本人が望めば大人の支援を無償で受けることができます。
例えば、駒場キャンパスの近くにある「知るカフェ」は企業がスポンサーとなっていてドリンクが無料で、ケーキも原価で食べられます。
東大には特定の条件を満たすと入れる起業支援のコミュニティがいくつかあり、ここでは様々な講義が受けられるだけでなく、法人設立費用の負担や省庁・企業との橋渡しなど全面的なサポートが無料で受けられます。コミュニティメンバーが集まる食事会や合宿も無料です。
東京大学の松尾研究室が公開しているGCIなどのプログラミング講座は大学生に限らず無料だし、東大発の様々なプログラムも把握している限りすべて無料、外務省が後援している日米交流プログラムも無料。やる気のある大学生に対する期待や日本の未来のための投資なのか、いつも誰かが代わりに負担してくれています。
一方で、無償で自分の時間を提供しなければいけない場合もあります。
我々が大学生として稼げるお金はごくわずかなので、保有する時間にもほとんど価値がつきません。自らの時間を過大評価することもないので、サークルや学内行事に惜しみなく時間を投入します。
例えば、昨日キャンパスを歩いていたら、書道研究会の友人たちが2ヶ月先の文化祭で使う道具をのんびりと直していました。「青春」。決して仕事では見られないゆとりのある時間の使い方は、大学生を多幸感で満たす気がしました。
さらに、東大ではクラスごとに様々な委員が割り振られるため、委員になると無償で学内活動に従事させられます(立候補制なので不満を持っている人はいない)。
無償で時間を提供し、対価を払わず情報や支援を得る。大学生にのみ許された独自の経済サイクルが、熱意のある大学生の活動を支えていると日々感じます。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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