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さんきゅう倉田です。前回から引き続き、筑駒の紹介をしています。東大に入ると、どこの高校出身かを確認し合う場面は頻繁にあります。そして、中学受験の難度が高い一部の学校などはその名称だけで一目置かれます。
その中でも異質な存在として高く評価されているのが筑駒です。
特に注目されている企画に「ミスコン」があります。いわゆる容姿や振る舞いなどを総合的に評価して一位を決める企画です。筑駒には男子しかいないため、彼らが女性用の衣服を着用しメイクを施して出場します。
このミスコンでは、当日のお披露目だけでなく、事前にスタジオで写真撮影を行い、近隣の美容学校の生徒にメイクを依頼して行います。写真撮影には3万円ほどかかるそうです。
若さが有利に働くようで、概ね中三の子がミス筑駒に選ばれます。
文化祭の縁日班には技術者が多く、オリジナルのゲームなどを作っています。例えば、曲もボタンも自作した音ゲーや空中で手を動かしてセンサーを反応させて遊ぶようなゲームなどを用意しています。ぼくは去年の文化祭を見に行きましたが、ピロティのような薄暗い空間にネオン管を模した材料で作られた看板が配置され、幻想的な空間が演出されたうえで縁日が展開されていました。「これを高校生が作ったのか!」と感嘆したことを覚えています。
筑駒の高校三年生は、5月と7月と9月に模擬文化祭を行い、調理や客の誘導など本番に向けた練習をしています。これほど文化祭・学園祭に力を入れている高校があるでしょうか。彼らは受験生です。高三の1年間は勉強に明け暮れていてもおかしくない。
その勉強時間を削って文化祭に投入しています。
それでも夏休みは勉強に集中する生徒が多いそうです。
「さすがに夏休みは勉強しないと落ちるよ」などと言われて、自宅や学校、東大受験指導専門塾である「鉄緑会」で受験勉強をします。
しかし、9月からは塾に行かず、文化祭作業に集中します。。18時までは学校で、そこから22時くらいまで近くの公民館や自宅で作業をします。9月になると敷地のあちこちでトンカチの音が聞こえてくるようになります。
そして10月にはペンキ塗りなどの作業が増え、やらなければいけないことが積み上がっていき、それらを乗り越えて本番を迎えます。きっとその達成感や充実感は特別なものでしょう。
まずオリンピック出場者がたくさんいます。
いわゆる、4年に1回行われる身体能力などを競うオリンピックではなく、頭脳を使う高校生向けの国際オリンピックが存在し、数学、物理、科学,情報、哲学,天文学,地理、言語学、地学に分かれて競い合っています。
ぼくは大学に入るまで、そのようなオリンピックが存在することも知りませんでした。
ぼくのクラスにも情報の金メダリスト、上のクラスには物理の金メダリストがいて、複数の国際オリンピックに出場している人もいます。東大に推薦入試で入学する人の一部も金メダリストです。
【前編】では、筑駒の桁違いな文化祭や才能あふれる学生たちについてお伝えしました。
▶つづきの【後編】では、頭脳オリンピックのオリンピアンと東大の関係についてお伝えします。__▶▶▶▶▶
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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