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9年以上も恋愛ご無沙汰な40代独女、OTONA SALONE編集長・アサミ。婚活をスタートさせて2年半以上が経つが、いまだに結婚どころか交際にも至らない。
49歳のアーティスト・ジェントルさんと2回目デートをするも、慣れないデートに疲れ「早く一人になりたい!」と、最後はそそくさと帰る。感じの悪い自分を反省し、お礼のメッセージを送るけれど……? これは40代独女の「実名 顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。
20年以上も一人暮らしをしている。
「おひとりさま」がスタンダードになりすぎていて、他人と長時間一緒にいると疲れてしまう…。そのことに気づいたのはいつからだろうか? 10年前? 15年前? 記憶が辿れない。
2回目デートの最後、ジェントルさんは「このあとどうしましょうか? 夜ごはんでもどうですか?」「お腹すくようにちょっと歩きますか」と、私を気遣いながらディナーデートの提案をしてくれていた。なのに、私は早く帰りたい一心だった。
アサミ「すみません、しばらくお腹すきそうもなくて。じゃ、私こっちなんで。失礼します」
という、自分勝手きわまりない言葉を一方的に伝えたうえ、そそくさと地下鉄の階段を駆け下りていったのだ。
私って、なんて失礼な女! ひどい、ひどすぎる!
家に帰ってひと息ついて、やっと我に返った。
冷静に考えたらジェントルさんは終始やさしくて、紳士で、いい人だった。40代で恋愛も不得意な独女を素敵にエスコートしてくれた。
途中、いきなり仕事を入れたりとか謎な行動はあったとしても、そのあとちゃんとフォローしてくれた。
あぁ、自分の言動を後悔するばかり……。
ジェントルさんのこと、もうちょっと知ってみたいし、好きとかそういうのはまだわかんないけど、また会いたい気がするし、帰り際のことを謝りたいし。悩みに悩んでメッセージを送信した。
アサミ「今日はとても楽しかったです! ごちそうさまでした。最後バタバタと帰宅してすみません。いただいた口紅、さっそく使いますね。本当にありがとうございました」
ジェントルさんにメッセージを送ってから数十分たっても、数時間たっても、返信はこないままだった……。
連休明けの火曜日の朝。アラームが鳴って目が覚めた。
結局、昨日の夜はジェントルさんから何の連絡もなかった。
目覚めてすぐにスマホをチェックした。「寝ている間にメッセージが来てたり⁉」という淡い期待を胸にいだきながら……。
パッと見で新しいメッセージは届いていない。念のためアプリを立ち上げてみた。既読かどうかをチェックするために。
目に入ってきた文字は「既読」だった。つまり、私のメッセージは読んでいるということ。しかし、返信はまだない。ということは、端的にいって「既読スルー」状態ということだ。
時刻は朝の6時半過ぎ。ジェントルさんが私のメッセージを読んだのは深夜なのか、早朝なのかはわからない。朝はわりと早く起床しているほうだと言っていたけれど…。
アサミ「既読スルー、か」
朝っぱらからひとりごとが漏れてしまった。
ジェントルさんは私のメッセージを読んだけれど、すぐ返信しようとは思わなかったということよね。私に対して好意があるとしたら、わりとすぐに返信するだろう。だけどない。
つまり、私に対してあまりっ……てことよね。そうだよね。やっぱり最後の態度に対してガッカリというか、失望したんだろうなぁ。そりゃそうだよなぁ。
はぁ……。自然とため息が出た。
昨日の夜は、朝までに返信があることを期待していた。心のどこかでうぬぼれていた。けれど、既読スルーという現実。
仕方がないよね。悪いのは私だ。
ディナーの誘いを断ってそそくさと走って帰る女なんて「もういいや」って愛想が尽きるに決まっている。自分が逆の立場だったらそう思うもの。
思いだせば婚活アプリで知り合ったメガネさんのとき。映画を観たあと、ディナーの時間なのに解散となったことがあった。そのとき私は「え、マジで⁉」と思ったし、正直ちょっと彼にガッカリした。
っていうことを経験しながら、なんで自分がそれをやっちゃうかな。恋愛の学習がまったくできていない。
昼になっても、夕方になっても、ジェントルさんからの返信は届かなかった。既読スルーのまま、ジェントルさんと終わってしまうのだろうか。
久しぶりに2回目デートができたお相手だったのに、みすみす自分から次へのチャンスを断ち切ってしまった。
後悔先に立たず。
わかっちゃいるけど、後悔するようなことをやってしまった。
時間が巻き戻せるなら、あの時の自分を撤回したい。お腹すいてなくてもディナー行けばよかったのに。もしくは散歩すればよかったのに。
やさしいジェントルさんに対して、なんて失礼なんだあのときの私は!!!
その日はずっと、ジェントルさんからのメッセージが気になって仕方がなかった。正直にいって、仕事中も気にしていた。顔に出ていたかどうかは、わからないけれど。
正午を過ぎても、午後になっても、夕方になっても、夜になっても、ジェントルさんからの返信は来ない。
このまま来なかったらどうしよう?
もう一度、自分から送ってみようか?
でもそれでまた返信が来なかったらショックだし。
それに2日続けて一方的にメッセージ送るのもしつこい気がするし。
皮肉にも、プツンとメッセージが途切れたことによってわかってしまった。私はジェントルさんのこと、やっぱり気になっているという事実に。
あぁ、どうしよう! めっちゃ後悔している、私!!!
どんよりした気持ちをかかえたまま帰宅した。時刻は22時をまわっていた。
心を落ち着けよう。リラックスさせよう。そう思って、ゆっくりお風呂に入ることにした。気分転換にはいい香りよね。大好きなローズの香りの入浴剤を湯ぶねに入れた。
お風呂から上がって少し落ち着いた。けれど、すぐにスマホをチェックしてしまう。まだ期待してしまっている。ジェントルさんからの返信を……。
スマホを見ると、新着メッセージのマークがついていた。
え! 誰からメッセージが届いている! もしかしてジェントルさんからの返信……⁉
胸が高鳴る。ドキドキしている。なんて書いてあるのかな。
いや、その前に新着メッセージの主がジェントルさんじゃなかったら……? その可能性も十分にあるよね。
だけど、だけど、だけど!!! ジェントルさんからであってほしい!
そう願いながら、メッセージを見た。
ジェントル「こちらこそ、昨日はありがとうございました。仕事の打ち合わせなんかに付き合わせてしまい申し訳なかったと思っています」
よかった―――! ジェントルさんからの返信がきた! 既読スルーじゃなかった。うれしい!
ジェントル「また次回お会いできるのを楽しみにしております」
ウソ、ホント⁉ また会おうと思ってくれてるの? あんな失礼な態度だったのに⁉ 社交辞令かもしれないけど……でも、いいや! 素直に受け止めよう。
私、いまとってもうれしい!
帰宅直後までとはうってかわって、心がスッキリ晴れ渡った気がした。なんて単純な女(苦笑)。ジェントルさんからの返信メッセージの言葉を胸に、その夜はゆっくり幸せな眠りについたのだった。
【ジェントルさんとは、3回目のデートにつながるのか!? 来週2月13日(水)17時をお楽しみに!】
【前回はコチラ】
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この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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