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相手になにかをお願いしたい、注意したい、断りたい、謝罪しなければならない。そんなとき、相手に負担がかかったり、相手が不愉快にならないように、言葉選びをすることであなたの印象はぐっと変わります。言い換えるだけで品格が上がる美しい言葉づかいと敬意表現について(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田先生にお聞きしました。
【 気品を身につけるシンプルな教えリバイバル 言い換え言葉編・前編 】
レストランなどで、サーブする方を呼ぶ際、「すみませーん」などと言う方がいますが、エレガンスとはいい難いですね。
ぜひ、「恐れ入ります」と声をかけてください。
「恐れ入る」とは恐縮するということです。少々控えめなお願いの言葉ですが、相手に敬意を払いたいときに便利な言い回しです。
お願いする際に使うと素敵な2大言葉は、「お差し支えなければ」と「お手数ですが」です。「お差し支えなければ」ということは、差し支えがあれば断ることができるという余地を相手に与えられます。「お願いできますか?」という疑問形に近い言い回しであり、遠慮がちな奥ゆかしいイメージを与えます。
また、「お手数ですが」は、「お差し支えなければ」に比べると、はっきりした依頼になります。かしこまった言い方ではないので、ごく親しい間柄でも使いたい表現です。
パーティやコンサートなどに誘っていただいたのに、どうしても行けないときなど、むげにお断りをするのはよくありません。
「せっかく素敵なお誘いをしてくださったのに、残念です」という言葉を添えましょう。「せっかく」というのは、相手の好意に寄り添う言葉ですから、断られた方も救われるのではないでしょうか。
「あいにくですが」を使ってみましょう。
「せっかくですが」が、努力や好意による効果を残念がるのとは違い、「あいにくですが」は都合の悪い状態だから断るニュアンスが出せます。
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この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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