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男女の出会いでは、不用意に発した言葉ひとつで「この人の本性は、きっとこんな感じなんだろう……」を邪推されるリスクもあります。
本人にはそこまでの悪意がなくとも、それを聞いた男性が「もしかして、この女性は“腹黒系”なんじゃないのか……!?」と、不名誉な疑惑を抱くことも……。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする私、並木まきが、男性が一瞬で警戒態勢に入ったという“40代独女の不用意すぎるひと言”の実態に迫ります。
「友人の紹介で知り合った42歳の女性と、食事をしながら雑談をしていたときです。
その人は自分で美容系のサロンを経営してるって聞いているので、テキパキとしてて歯に衣着せぬ発言が心地よいタイプではあったんですが……。
そんなに真面目な話をしていたつもりはないときに、その人が唐突に『お金って、大事だよね』と言い出し、さらには『だって、お金があればなんでもできるじゃない?』と、僕に同意を求めてきました。
まぁ、それも真実なのかもしれないけど、まだ知り合って間もないのに、いきなりこんな話題をふってきたことに驚いてしまって……。
もしかしてこの人、見た目は普通だけど、実はお金がすべてなタイプなのかもしれないって気がしちゃって、その日以来、距離を置いています」(45歳男性/マスコミ)
まだ親密ではない仲なのに、お金にまつわる話題を出すと、極端に嫌悪する男性も少なくはありません。
「お金があればなんでもできる」など、一般論的な視点だったとは言っても、やや過激とも受け取れる表現を口にしてしまうと、まだ“人となり”を理解しあっていない段階でほど、妙に悪残りするものかも。
「婚活中の41歳の飲み友達がいるんですが、僕もゆるっと婚活中なので、よく女の子を紹介してくれるって連絡をくれるんです。
でも、その女性はもとが負けず嫌いな性格のせいでしょうか。
紹介してくれる女性について『どんな子?』って聞くと、必ずと言っていいほど『顔はまぁまぁだけど、性格はいい子だよ』などと、これから紹介してくれる女性のことを軽くディスってからアゲるような言い方をするのが気になっています。
表では『みんなで婚活がんばろう〜』なんて言っているけど、あんなふうに知り合いの女の子を貶しても平然としているたりに、本当はけっこう腹黒いタイプなんじゃないか……って気がして、警戒中です」(42歳男性/SE)
その昔、「女の子が言う“可愛い子”の前評判はアテにならない」なんて話もそこらじゅうで聞きましたが、同性を辛辣にジャッジしているかのような口ぶりの女性も、男性からは警戒される対象に。
表面上は仲良くしていても、裏では悪口を言っている……的な、フレネミーっぽさを感じてしまうのでしょう。
40代でこれをしてしまうと警戒されるかも⁉
「自立した女性にありがちだなって思っているんですけど、あんまり困ってなさそうなときに男が相手だとすぐ『困っちゃって……』とか『相談いいですか?』とかって、露骨に頼ろうとしてくる40代女性を、僕は警戒します。
いい歳した女性から“相談”として持ちかけられる話って、大抵、かなりディープだったり厄介ごとだったりするのもあるけれど、自立しているっぽく見えてこういうセリフで男と距離を縮めようとしているあたりに打算を感じちゃうんですよね。
みんながみんなとまでは言わないけれど、狙った男をしとめよう(!)とするときに、計算してこのセリフを使う女性って、けっこういる気がしています」(47歳男性/経営)
意中の異性と距離を縮めるには、“相談”の体裁は、確かに重宝。恋愛テクとしても王道になのは、間違いありません。
ところが、40代でこれをしてしまうと、特別に狙っているわけではなくとも「いい歳した大人が、そこまで親しくない僕に、相談!?」と、相手によっては誤解から警戒されてしまうケースもあるようです。
深い意味はなく発した言葉ひとつで、男性から警戒されてしまうのは、女性にとって面白くないお話。
誤解や思い込みによる恋愛シーンでの“うっかり非モテ”を回避したい40代女性のみなさまは、ご留意なさって損はないはず。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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