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リーマン・ショックを乗り越えた「浪花おふくろファンド」は、スタートから15年経った今も元気に運用が続いています。まだまだ小さなファンドですが、顧客との緊密なコミュニケーションを大切にする姿勢は常に変わらない、と創設者の中井朱美さんは言います。
小さな運用会社の投資信託で積み立てを続けて財産づくりをするというのは、大手金融機関での投資と比べて、どう違うのか。また、これから自分年金をつくっていく世代のOTONA SALONE読者のために、今後、ぜひとも必要な投資についての心構えを中井朱美さんに聞く【後編】です。
【理想の投資信託を自分たちで作り上げた女性たちの物語③】後編
◀この記事の【前編】を読む◀ 投資信託、「小さいからこそメリットがある」とはどういうことなのか?__◀◀◀◀◀

中井朱美さん。頼りになる先輩投資家だ。
毎月少しずつの積み立て投資で自分年金をつくる。多くの人にとって必要な行動ですが、まずはどんな投資信託を選べばいいのかが悩みの種です。見極めについて、中井さんは7つのポイントを上げています。
この中でも重要なのは(4)。積み立て投資は10年、20年と続けていくものだからこそ、信頼感と安心感が不可欠です。運用会社の運用哲学が自分の価値観、感性と合っているか、どんな運用方針に基づいて銘柄選択をしているのかなど、セミナーに出席したり、月次報告書、ニュースレターなどをチェックし、理解しておくことを中井さんは勧めます。
「自分で納得しないまま始めると、値下がり相場になると不安になって解約してしまう。自分の価値観にあった投資信託を自分の意思で選ぶことができたら、財産づくりは順調にすすむと思います」
もう一つ、大切なポイントは、積み立て金額です。普通の人にとって、毎月高額の積み立ては難しいものですが、できれば月3万円以上を目標に、5年、10年と積み立てて、少しでも元金を大きくしましょう。それが雪だるまの芯になります。複利効果で、雪だるまが大きく育ち、実りの額も大きく膨らむのです。元金の理想は1000万円以上。時間を味方に付けて、地道に頑張っていきましょう!
画像:Fotolia
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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