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さんきゅう倉田です。東京大学教養学部の2年生です。10月2日から秋学期が始まって、元気にキャンパスに通っています。
夏休み中に、3年から進学する学部も決定しました。経済学部です。
現在は駒場キャンパスですが、4月から本郷キャンパスに通学して、ミクロ経済学や経営、会計、統計などを学びます(多分)。
東京大学には「進振り」という制度がある。1、2年生は全員が教養学部の所属になって、2年の夏休み中に進学したい学部を選択する。
この希望は、第1~3段階に分かれているが、ほとんどの学生が第1段階で学部を決定する。
文系であれば、法学部、経済学部、文学部人文学科の哲学とか言語学とか心理学とか社会学、後期教養学部の超域文化科学とか地域文化研究とか国際関係論コースとかスポーツ科学コースとかPEAK国際環境学コースなどから選ぶ。
文学部と後期教養学部は細かく分かれていて、正直ぼくにもよく分からない。
理系であれば、理学部数学とか天文とか物理、工学部システム創成とかマテリアル工学とか電子情報とか計数工とか物理工学、そして医学部などから選ぶ。
大学に入学し、文理問わず様々な講義を受講して自らの興味関心を発見してから進学する学科を選択できるのが素晴らしい。きっと多くの学生が熱意を持って勉強を続けるだろう。
第1段階では、2年の春学期までの成績を用いて計算した「基本平均点」を基に順位がつけられます。学科やコースごとに定員が定められているので、この順位が低いと内定がもらえない。
希望を出すと自分の順位が分かるので、点数が足りないようであれば変更するか第2段階で再度希望を出す。
ぼくの周りだと、9割以上の学生は希望通りに進学した。
こうして進学先の内定をもらうと、2年の秋学期は専門科目を受講するようになる。駒場キャンパスだけでなく、本郷キャンバスでも一部の講義が開講されるため、金曜は本郷キャンパスに通学しなければいけない学生もいる。
定期券の範囲外を移動させられ交通費がかかる点で、学生にやや不評だ(大学生は交通費を惜しむ唯一の生き物である)。
高度の知的人材が集合する東京大学医学部。
基本的には、東大入試で定員100名程度の理科3類に合格した人が進学できる。ただ、理科2類から6名くらい、全ての科類から1名医学部に進学できる。このような医学部進学を「医進」というが、この全科類枠で医進する学生は毎年1名なので、ほぼすべての講義で凄まじい点数を取らなければいけない。
今年はぼくの友人の友人がこの枠を勝ち取ったようだ。すごい。
▶つづきの【後編】を読む▶もう一つの医学部、医学部健康総合科学科。なかには学部名しか言わない人がいる⁉ __▶▶▶▶▶
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