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2024年に発表されたジェクスの調査によれば、「現在、パートナー(恋人や結婚相手)以外の人とセックスをしていますか?」という質問に対して、「特定の人物1人としている」「特定の人物2人以上としている」と回答した割合の合計は、40代男性が27.7%、50代男性が29.5%、40代女性が24.5%、50代女性が17.1%でした。
総合病院で受付事務をしている秋奈さん(仮名:45歳)は、真面目そのものだった銀行勤務の夫・誠司さん(仮名:48歳)に浮気を告白されて強いショックを受けたそう。同時に浮気相手の意外な素顔に唖然としたと話しています。
【昼顔妻と夕顔夫 不倫に走る大人たち ♯8】前編

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秋奈さんと誠司さんは、30歳と33歳の頃に親族の紹介で知り合った、自称「平凡な夫婦」。
「私は短大卒業後に化粧品会社に就職して、デパート内のコスメカウンターで販売員をしていました。30歳の時は数年間彼氏がいなかったので、銀行勤務の実姉に『エリート銀行マン紹介してよ』と詰め寄ったら、『エリートかどうかは知らないけど会社のバーベキュー来れば』と誘われて、いそいそと出かけて行きました」
秋奈さんの姉は昔から勉強が得意で、外資系銀行に就職して結婚後もバリバリ働いていたそうです。
「姉に『あの人は独身だし年も近いよ』と紹介された夫の誠司は、見るからに真面目そうで、黙々と調理の準備をしていました。彼は『子供の頃におやじに無理やりボーイスカウトに入れられたから得意なんです』と言っていて、火を起こしたり肉を焼くのが上手だったのを覚えています。見た目は、背が小さくて個性的な顔立ち。寝起きみたいなくせ毛と、目が離れたお魚顔ですが、私は『そろそろ条件のいい真面目な人と付き合って結婚したい』と思っていたので、自分から連絡先を聞いてご飯に誘いました」
秋奈さんは、若い頃は夜遊び好きで、化粧品や派手なファッションが好きだったものの、内面では「お嫁さんになりたい」という気持ちを持ち続けていたそうです。
「でも、見た目や服装の好みがちょっとギャルっぽいというか、露出が多かったので、いつも遊ばれて終わってしまうことが多かったです。ちゃんとした彼氏ができたと思っても、実は本命じゃなかったり。だから、遊び人ではない、しっかりした男性を切実に求めていました。あと、洋服や化粧品が好きなので、できればそれなりに収入が安定した男性がいいなぁとも思っていました。生理的に嫌いな顔じゃなければ、容姿は二の次でした」
秋奈さんは「表に出る職業」だけあって、バッチリメイクの華やかな容姿をしています。
「私は派手な顔つきですが、顔自体が大きくて『圧が強い』のがコンプレックスでした。婚活中はメイクで小顔に見せようと工夫して、なんとか気合で『美人』と思わせようとしていました。その甲斐あってか、誠司と交際した時は『美女と野獣』だとか『よくあんな地味な男が美人を捕まえたな』なんて声もちらほら聞こえて、承認欲求が満たされました。もちろん、半分以上は結婚祝いの社交辞令だってことは分かっていましたが」
結婚後は都内の人気路線沿いに一戸建ての3階建て住宅を購入し、36歳で長女を出産。娘を近所の保育園に預け、病院で受付事務の仕事をするようになった秋奈さん。母親になってからはメイクも薄くなり、髪型もCAのようにまとめ髪にすることが増えたそうです。
「我ながら老けたなぁと思います。でも、夢見た生活に近い日々を過ごしていました。うちは都心にありがちな縦長住宅ですが、部屋も多くて快適。夫は私が気に入ったインテリアを揃えてくれて、車もそれぞれ1台所有しています。医療事務の資格を取りたいと言ったら、その費用も負担してくれて。年齢がさほど変わらないのに、まるで父親のように頼れる相手でした」
1人娘のはなこさん(仮名)に対しては、メロメロというよりはクールな態度を取りがちでしたが、基本的には優しく、母親と同程度の育児参加をしてくれたという誠司さん。
「共働きとはいえ私は派遣社員。給料は違うのに家事を分担してくれるなんて、本当にありがたかったです。夫は家でも大人しく、不満があるとブツブツ文句を言うことはありましたが、穏やかな性格で料理も上手。私は銀行勤務といえば『半沢直樹』みたいな仕事を想像していましたが、彼はシステム開発部門だったので在宅勤務も多く、助かっていました。高齢出産だったので子供は1人でいいかな、と思い始めて、大好きな柴犬を飼い、このまま幸せが続くと思っていました」
ところが、飲みに行くことすらなかった誠司さんが、キャンプ場でアルバイトをしているという26歳の美女と不倫関係に陥り、一時は「家をあげるから離婚してください」とまで言い出し、大騒動に……。
▶つづきの【後編】を読む▶「家はあげるから離婚して」と突然言われて……。想定外のかたちで修羅場が繰り広げられることに!__▶▶▶▶▶
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OTONA SALONE|オトナサローネ
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