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35歳から東大を目指して勉強を始め、ちょうど3年で合格しました。さんきゅう倉田です。
仕事をしながら受験する大変さが身に染みて分かりました。会社員でありながら、司法試験を受け続けている方々の凄まじい苦労が想像できます。
さて、東大生の長期休みの過ごし方はさまざまである。
◀この記事の【前編】を読む◀◀◀こちらから◀◀◀
▶単位を落としそうな学生あるある
「正規の方法でダメなら、直談判だ」と考えて、単位を落としそうな時に教授にメールをする学生もいる。そういった成績の操作は公平性の観点から無理筋だと思い至るが、事務的な手続きは可能性がある。だから、他人を煩わせてでも学生は努力する。そのため事務方から大変嫌われている。
事務室に鍵を借りに行くと、「どうしてそんな態度なの?何か嫌なことがあったの?」と職員に対していつも思う。学生のことを畜生か何かと見間違えているのかもしれない。
そうでなければ、きっとこれまでやってきた学生たちへの不満が蓄積し、常時すべての学生に意趣返しをおこなっているのだろう。
そうでないと納得できないくらい態度が悪い。マクドナルドに行ったことがないだろうか。あの素晴らしい接客を見て、その1/10くらいは真似しようと思わないのだろうか。
▶なぜ「窓口」たるものは態度が悪いのか
自分たちのように赤の他人にそんな嫌な対応をする大人を社会で見たことがあるのだろうか。きっとない。きっとないが、学生が嫌いなのだ。
名誉のために言っておくと、学生が嫌いなのは一部の職員だけである。ぼくが観測しているのはたったふたり。ふたりであっても組織の評判を落とすには十分なのだ。
65歳の経済学部の教授も「18歳の頃、11:55に書類を書きに行ったら、12:00に窓口を閉められて、13時まで待った」と恨み節を語っていた。窓口の人々の態度は鰻屋の秘伝のタレのように、江戸時代から変わらないのである。
この窓口は、12時になるとカーテンを閉めて、一切対応してくれなくなるが、なぜそんなことをするのか疑問だ。
バラバラで休憩を取れば、昼休みも対応できる。不思議でならない。
いい歳をした大人がみんなで一緒に休憩を取りたいのだろうか。
昼休みも対応可能となれば、学生の満足度が上がる。しかし、学生の満足度が上がっても、売上も給与も増えない。というより、嫌いな学生たちの満足度など上げる必要がない。不満であれば不満なほどいい。だから、昼休みは対応してくれない。
永遠に改善されることはないし、昼休みに対応しないことを悪いことだとも思ってないだろう。
学生と窓口の戦いはこれからも永遠に続く。ぼくはそのごく一部の流れに乗っているに過ぎないのだ。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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