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リクルート住まいカンパニーによる「住みたい街ランキング2019 関東版」の調査で、住みたい街の1位に輝いた横浜駅。そんな横浜駅に電車で30分以内にアクセスできる、カップル向け中古マンションの価格相場が安い駅を前回は紹介した。今回は専有面積70平米以上~100平米未満のファミリー向けタイプに条件を絞って、価格相場が安い駅TOP10をランキング。さっそく結果を見ていこう。●【ファミリー編】横浜駅まで30分以内の価格相場が安い駅TOP10
順位/駅名/価格相場(沿線/所在地/横浜駅までの所要時間)
1位 かしわ台 1780万円(相鉄本線/神奈川県海老名市/27分)
2位 六浦 1990万円(京急逗子線/神奈川県横浜市/25分)
3位 京急田浦 2140万円(京急本線/神奈川県横須賀市/27分)
4位 さがみ野 2150万円(相鉄本線/神奈川県海老名市/25分)
5位 踊場 2280万円(横浜市営地下鉄ブルーライン/神奈川県横浜市/21分)
6位 京急富岡 2535万円(京急本線/神奈川県横浜市/16分)
7位 相模大塚 2580万円(相鉄本線/神奈川県大和市/23分)
8位 追浜 2590万円(京急本線/神奈川県横須賀市/25分)
9位 小机 2650万円(JR横浜線/神奈川県横浜市/16分)
10位 鶴ヶ峰 2739.5万円(相鉄本線/神奈川県横浜市/9分)
1位は相鉄本線・かしわ台駅。見出しでも触れたが、前回紹介したカップル編ランキングでも1位となっており、横浜駅周辺の住まい探しでは要チェックのエリアと言えそうだ。今回調査の基点にした横浜駅の価格相場は5580万円だったが、かしわ台駅は1780万円で、なんと横浜駅の3分の1以下!駅周辺には住宅地が広がり、保育園や小中学校もあるファミリー向きの街並みだ。
また、駅が位置する海老名市は、中学生以下の子どもの通院・入院医療費を市が負担してくれる点も、子育て世代には魅力だろう。駅から徒歩約15分圏内である他地域の制度を見てみると、綾瀬市は海老名市同様の医療費助成があり、座間市では1歳以上の場合は保護者の所得制限付きではあるものの0歳~中学生の医療費助成を行っている。
2位は京急逗子線・六浦(むつうら)駅で価格相場は1990万円。横浜市で最も南に位置するのがこの駅で、駅から南西に進むと逗子市、南東に進むと横須賀市に入る。駅周辺には住宅が立ち並んでいるが、車で15分ほど東へ向かうと海に面した野島公園に到着。バーベキュー場やキャンプ場、房総半島を望む展望台があり、休日に家族で遊びにでかけてもよさそうだ。
六浦駅から1駅北上し、京急本線に乗り換えてから2駅南下すると3位の京急田浦駅へ。駅の西側には自然豊かな南郷公園が広がり、国道16号が通る駅東側には商店が立ち並んでいる。駅前には警察署があり、市民の安全を守っている点が心強い。京急本線に乗ると横浜駅のほか、品川駅までも1本で行ける点も魅力だろう。
ちなみに3位・京急田浦駅が位置する横須賀市は、前出の海老名市同様に中学生以下の通院・入院医療費を市が負担してくれる。
横浜駅から約10分で価格相場が約2840万円ダウンする駅も!今回のTOP10には横浜市、海老名市、横須賀市、とさまざまなエリアの駅が並んだ。大和市から唯一ランクインしたのが、7位の相鉄本線・相模大塚駅。急行に乗ると最短約23分で横浜駅に到着する。駅の北側、徒歩約5分圏内にスーパーやホームセンター、ドラッグストアが集まっており、日常生活の買物に便利。周辺は公園も多く、約600種の植物と約50種の野鳥が生息する「泉の森」も駅から徒歩15分ほどで行ける。自然豊かな地で子育てしたいファミリーにはうってつけだ。
TOP10のうち、横浜駅までの所要時間が最短だったのは10位の相鉄本線・鶴ヶ峰駅。快速に乗ると横浜駅までは2駅・約9分だ。駅南口直結の「ココロット鶴ヶ峰」には、スーパーやドラッグストア、クリーニング店、飲食店に保育園までそろっている。駅北側にもスーパーや100円ショップ、飲食店など店舗が多く、生活しやすい環境と言える。また、駅からバスに乗って約15分で「よこはま動物園ズーラシア」に行くことができるので、休日に家族で訪れるのも楽しそう。
今回ランクインした駅は、いずれも価格相場が横浜駅の2分の1以下だった。10位の鶴ヶ峰駅は、約9分離れるだけで横浜駅より価格相場が2840万円も下がるという驚きの結果である。横浜駅の価格相場の高さは街の魅力や需要の高さの証拠でもあるが、横浜から30分離れるが、物件の購入金額を半額に抑えられるのならば、横浜駅だけに限定せず物件探しの範囲を広げる価値はあるのではないだろうか。
住まいがある街の魅力や便利さ、知名度を重視するか、多少は職場から離れても物件価格を抑えたぶんのお金を生活に回してゆとりをもつか……。それぞれのライフスタイルや価値観に照らし合わせて検討するのがいいだろう。
●調査概要この記事のライター
SUUMO
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『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。
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