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仕事もそれなり、見た目もまぁまぁ……と、一見すると「好条件」に見える中年独身男性でも、その裏に“難”が隠されているというのは、比較的よく耳にするお話。
とは言っても、一方で“40代で婚活”となると「ある程度の妥協は必要?」が頭をかすめている女性だって、決して珍しくない実情にあります。
実際のところ「難あり」とひと口に言っても、多少の“難”なのか、深刻な“難”なのかによって、結婚生活の明暗を分けるのも確かなだけに「かなり難あり」だけは早めに見抜いておくに越したことはありません。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする私、並木まきが、40代婚活女性たちが出会った「好条件に見えて、実は“かなり難あり”だった男の前兆」にまつわるエピソードをご紹介します。
「専門職をしていて、収入もそれなり。見た目も、清潔感があって悪くないなって感じの40代後半男性に好意を抱かれ、お付き合いを始めました。
私はバツイチだけど彼はまだ婚歴がなかったのがちょっと引っかかってはいたんですが、彼は国家資格を活かした仕事をしているので、受験勉強に忙しくて時期を逃したのかな……くらいに思っていました。
ところが、お付き合いしてちょっとしてから気づいたのですが、彼から聞く話と、共通の友人から聞く話の趣旨がことごとく異なっていることが多くて、なんだか不可解に思う点が多くなってきたんです。
大した話じゃなくとも、彼から聞くととてつもなく大きな出来事に聞こえるなど、要するに、話を盛る癖がすごくて。
最初のうちは気にしないようにしてましたけど、1年ほど付き合ってからそう言う彼の盛り癖の延長には、いくつかの嘘も紛れていたことがわかってきて、結局、彼の何を信じたらいいのかわからなくなり別れました。
結婚したいときって、相手の欠点を好意的に捉えがちだけど、盛り癖に目を瞑って時間のムダしたなぁって思います」(42歳女性/医療)
“話を盛る癖”と、“嘘”は紙一重になることも。
「悪気はなさそうだし」と目をつむっても、結局は「相手を信じられない」につながりがちでもあるだけに、結婚して運命共同体になるにはリスクが大きいタイプと言えそうです。
「50代まで独身貴族を謳歌してきたという二代目経営者を紹介され、トントン拍子で交際に至りました。
年齢差は多少気になりましたけど、この歳での婚活だし、まぁそこは妥協しようかな……って感じで。
で、地元に根付いた事業をしていることもあって、その人は毎晩のように仲間や所属している地域団体の人たちなんかとお酒を飲みに行っていたんですが、最初は『それなりの付き合いはあるだろうな』くらいにしか思っていませんでした。
ところが、交際が1年を迎え互いがあまり気を使わなくなった頃に、酒乱からのモラハラやDVっぽい気質が目立つように。
毎晩お酒を飲んでいるので、要するに、夜になると酒乱のような感じで、別人に豹変するわけです。
お酒を少し控えさせようとしましたが、すでにアルコールに依存気味だったのか、私がそれを伝えると激怒して『お前は、俺の付き合いを邪魔するのかっ!』と怒鳴る始末。
結局、“付き合い”で行っているわけではなく、本人がお酒を飲みたいからそういう場に行っているだけだったし、さらにはお酒に依存して身近な女性にヒドイことをする、トンデモないダメ男なだけでした……」(44歳女性/美容)
経営者はお酒を伴う“おつきあいの場”も多いけれど、そこに積極的に参加している背景を把握しておくことは、思っている以上に大事なポイントと言えそう。
酒癖の悪い中年男ほど、手に負えない存在もなかなかいません。
よく言えば「クール」なタイプには、○○な男性が潜んでいるかも……
「友人の紹介で知り合った40代前半の男性は、IT系の役員をしていて見た目も爽やか。家柄もいいほうだと聞いていたので、この歳でここまでの条件の人はなかなかいないと思い、結婚前提で交際をしたんです。
交際当初から、性格はかなりクールだと感じていましたし紹介者からもそう聞いていましたが、まぁもうこの年齢だしベタベタしたお付き合いよりも、サバサバしているくらいのほうがいいのかな、なんて自分を納得させていました。
でも、交際して半年を過ぎたころから、彼に妙な違和感を抱くように。なんていうか、クールって言うよりも、サイコパスっぽい面を感じ始めたんです。
他人の痛みがまったくわからない言動や、他者にビックリするくらい思いやりのない行動をすることがあって、だんだんと違和感は強くなりました。
結局、“クール”どころじゃなく、病的な怖さを感じる出来事がどんどんと蓄積され、怖くなった私からお別れを申し出ることに。でも、別れるときにも彼は自分のことばかりで、私への思いやりはこれっぽっちも感じませんでした。
他の男性と比べて“極端にクール”なタイプには、気をつけたほうがいいなって勉強になりました」(41歳女性/サービス)
よく言えば「クール」なタイプには、“自分さえ良ければいい”な男性も潜んでいるのは確か。
深い仲にならないと気付きにくい面でもありますが、周囲からの評価が「クール」だった場合には、用心しておくに越したことはありません。
「かなり難あり」な男に引っかかってしまうと、婚活では時間のロスが生じるだけでなく、別れるのもひと苦労。
こんな前兆が出ている男性との出会いでは、よくよく慎重になったほうが賢明と言えそうです。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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