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さんきゅう倉田です。東京大学で金融を学んでいます。
中学受験の経験がないので、中高一貫校出身の友人によく話を聞いています。
今回は初めて出会った桜蔭出身者に時間を取ってもらいました。
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▶「ポモポモ」とは
桜蔭は鉄緑会の指定校なので、入塾試験が免除になる。そのため多くの生徒が鉄緑会に通う。
都心出身の東大生の大部分が鉄緑会のお世話になっており、授業やテキストのレベルは群を抜いている。
鉄緑会のテキストと東大入試の過去問解説は他の大手予備校を圧倒していて、生徒の学力が伸びるのも頷ける。
なお別の友人が鉄緑会の講師として働いていたが、時給は7,500円だった。
鉄緑会の授業の進行は桜蔭より早い。だから学校ではタイマーを押して内職をするし、授業を楽しむ機会も減ってしまう。その分、体育や礼法に興じる。
これほどタイマーを活用していた友人も今はタイマーを使わない。
東大に入ってからは以前のような学習量が必要がないようだ。
ただポモドーロタイマーは使っている。
ポモドーロテクニックを実践できるタイマーで、25分と5分のサイクルでアラームが鳴る。集中する時間と短い休憩を繰り返すことで生産性を上げる仕組みとなっている。
先日会った起業に向けて準備している東大生数名も「ポモポモ」言っていたので、東大で流行っているのかもしれない。
▶他の生徒と勉強で差をつけるためのコツ
鉄緑会では高二のクリスマスに「クリ模試」と呼ばれる模試がある、この結果で塾内の上のクラスと下のクラスに分類される。
ある早稲田高校出身者は「下のクラスになったら人生終わり」だと言っていたし、ある法学部生は出会いがしらで「あの人すごいよ。クリ模試2位だったんだよ」と3年になる知人を紹介していた。
それほどクリ模試は重要らしいのだ。そして、高二の冬から高三にかけて、みなおしなべて勉強するので、高一高二でどれだけ差がつけられるかが重要だと友人は言う。
とくに英語の学力は安定するので早くから伸ばした方が良い。
友人は高一で英検準一級に合格し、同時に1級の1次を通過した。
過去、東大生に英検の取得状況を聞いて記事にまとめた(コチラ)ので英検取得状況はそれなりに把握しているが、友人はかなり英語学習が進んでいる。
早くから重要性に気づいて重点的に取り組んだのかもしれない。
鉄緑会の英語のテキストは『鉄壁』という名称で、これも非常に評判が良い。
友人の友人は鉄壁を3冊買った。
1冊は調べる用で、もう1冊はバラして小冊子にして持ち歩く用、最後の1冊は予備である。
これは特殊な例だが、英語を勉強するなら1冊は持っておいてもいいかもしれない。
友人曰く「めっちゃおすすめ」だ。
今回は中学受験における女子最難関「桜蔭」出身者に話を聞いた。
最後に「人の目を気にせずのびのび暮らせる環境。周りに優秀な人がいっぱいいるのも刺激になる」と、とても楽しそうな笑顔で語ってくれた。
木になった魚のような不思議な魅力に溢れた友人に感謝を表したい。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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