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渋谷と横浜という2つの都市を結ぶ東急東横線は、通勤通学・おでかけにと使い勝手がいい路線。沿線に住むと便利そうだが、気になるのは家賃相場。そこで各駅から徒歩15分圏内にある10m2以上の賃貸物件(ワンルーム、1K、1DK)の家賃相場を調査。今回は沿線21駅すべての家賃相場を発表しよう。
■東急東横線・家賃相場が安い駅ランキング■11~21位
11位 反町(横浜市神奈川区) 7.55万円
12位 新丸子(川崎市中原区) 7.82万円
13位 横浜(横浜市西区) 7.89万円
14位 武蔵小杉(川崎市中原区) 8.14万円
15位 祐天寺(東京都目黒区) 8.78万円
16位 自由が丘(東京都目黒区) 9.05万円
17位 学芸大学(東京都目黒区) 9.34万円
18位 都立大学(東京都目黒区) 9.43万円
19位 中目黒(東京都目黒区) 10.45万円
20位 代官山(東京都渋谷区) 12.03万円
21位 渋谷(東京都渋谷区) 12.30万円
21駅中の1位は家賃相場約6万円の妙蓮寺(みょうれんじ)駅。横浜市港北区の駅で、横浜駅までは4駅・約7分という立地。駅前には名前の由来となったお寺「妙蓮寺」があり、周辺は閑静な住宅地になっている。駅の西側には商店街やスーパー、銀行などが集まっており、3分ほど歩くと「菊名池公園」も。野鳥が羽を休める池や夏期営業のプールを備え、地元住民の憩いの場として親しまれている。
2位~7位も横浜市内の駅が続く。5位の日吉(ひよし)駅は急行や通勤特急の停車駅で、東急目黒線、横浜市営地下鉄グリーンラインも利用できる。また、2019年4月の開業を目指して現在工事中の「相鉄・東急直通線」の終点駅でもある。相鉄線との相互乗り入れ直通運転が始まると東海道新幹線が通る新横浜駅へも乗り換えなしで行けるため、ますます便利になり今後注目の駅だろう。駅東側には慶應義塾大学の日吉キャンパスをはじめ中学校や高校が点在し、学生の活気にあふれている。駅の西側は商店街や住宅地で、学生向けに安くてボリュームたっぷりな飲食店も多い。
意外!? あの閑静な邸宅街がある駅も、トップ10圏内にランクイン8位と9位にようやく都内の駅が登場。どちらも大田区に位置し、隣り合う駅だ。少々意外だったのは、田園調布駅が9位に入ったこと。実際、駅の西側は大正時代に宅地開発され分譲された当時のままの落ち着いた邸宅街。赤い屋根が愛らしくレトロな風情の旧駅舎や、噴水のある駅西口から放射状に伸びる道路、イチョウ並木…と美しい街並みに、十分な広さの一戸建てが建っている。一方、マンションやアパートなど賃貸物件が多く、商店街もある駅東側は、整然としながらも西側に比べるとぐっと身近に感じられる。
残る都内の駅は大方の予想通り、15位~21位に集中。沿線中で最高値の家賃相場となったのは渋谷駅で、12万3000円。最も安かった妙蓮寺駅の2倍以上であった。また、9位の田園調布駅と16位の自由が丘駅は隣り合う駅でありながら、家賃相場に1万7000円もの開きが。住まいを決める際は、希望する駅だけでなく周辺駅も視野に入れて探すほうが後悔せずにすみそうだ。
ランキングを改めて見ると、家賃相場は横浜寄りが安く、渋谷寄りが高い傾向とはいえ、駅の並び順と家賃相場は完全には連動していない。8位と10位の駅に挟まれつつも、新丸子駅と武蔵小杉駅の隣り合う駅がトップ10から抜け落ちたのは、再開発が進む武蔵小杉駅の影響で家賃相場が上昇したためと考えられる。このように家賃相場はさまざまな影響を受け変動する。自分が持っていたイメージと異なる場合も少なくないので、ぜひ今回のランキングを住まい探しに活用してほしい。
●東急東横線の賃貸物件を探すこの記事のライター
SUUMO
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『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。
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