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馴染みのある漢字であっても、その後ろにつく送り仮名によって読み方が変わる漢字があります。漢字単体で読み慣れている分、送り仮名のせいで「ん?なんて読むの?!」と困惑することも。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します!
「象る」の読み方、知っていますか?

動物のゾウの漢字でおなじみの「象」。漢字単体なら迷わず読める人も、「象る」と送り仮名がついたことで読めない人も多いのではないでしょうか。「象徴」という漢字を参考に「しょうする」と読んだ人もいるかもしれませんが、それは間違いです。もちろん「ぞうる」も間違いです。
「象る」の意味は、
① ある物の形をまねて、そのような形に作る。
② 抽象的な物事の内容を具体的な姿・形に表す。象徴する。引用元:三省堂 大辞林 第三版
です。
“形を作る”がヒントです。
正解はこちら!

「かたどる」です。
「かたどる」と聞くと「形取る・型取る」という漢字が浮かぶ人のほうが多いかと思います。一語で表す場合には「象る」または「模る」と書くことができます。
姿・形を表すことに変わりありませんが、「形取る・型取る」の場合には、純粋に「ものの形状」を「取る」といった意味合いが。「象る」や「模る」は
という意味合いが強いです。
ここで「象る」に用いられる「象」という漢字の由来、「象る」などの漢字に用いられるようになった理由についてご紹介します。
「象」という漢字の成り立ちは、漢字が表す意味の通り、動物のゾウを表したもの。
そして『例解学習漢字辞典』によると、「象」が姿・形を表すのに用いられる理由は、ゾウが大きなすがたをしているものの代表となる動物であり、そのまま「すがた」という意味で用いられるようになったとあります。
漢字は、元々意味していたこととは違う意味に変わって使われることがたくさんあります。体の大きなゾウを見た昔の人々が、「すがた」を表す漢字として使うようになったことはとても面白いですね。
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この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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