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馴染みのある漢字であっても、送り仮名次第でガラリと読み方が変わってしまうことがあります。そして中には、全く同じ送り仮名なのに読み方が異なる場合も・・・。
本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題しています。
「果せる」の読み方、知っていますか?

まず、「果せる」を「はたせる」と読んだ人も多いのではないでしょうか。「はたせる」と読めないわけではありませんが、このように読む場合には送り仮名は「〜たせる」、すなわち「果たせる」と表すことが一般的です。
また「終止形」※で表す場合にはこの読み方は間違いです。
※日本語の用言における活用形のひとつです。古文で習った記憶がある人もいるのではないでしょうか。日本語の動詞や形容詞などは語形変化を起こします。その語形を6つに分類(↓)したうちのひとつです。
「果せる」を「はたせる」と読む場合、終止形は「果たす」になるので、クイズの答えとは異なります。
では「果せる」はなんと読むのでしょうか。
「果せる」の意味は
すっかり…する。見事になしとげる。
引用元:三省堂 大辞林第三版
です。例文には「逃げ果せる」が挙げられます。「にげ〇〇せる」・・・どこかで聞いたことありませんか?
正解はこちらです。

「おおせる」です。
先ほど“終止形で表す場合には「はたせる」とは読まない”と説明しましたが、そもそも「果」という漢字の読みは
であり、「おおせる」は常用漢字表外の読み方です。
なので、先で紹介した日本語の難しい語形を覚えるのではなく、
と覚えてしまいましょう。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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