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もうアイロンがけしなくていい?! 「衣類リフレッシュ機」を二子玉川 蔦屋家電で体験してみた

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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もうアイロンがけしなくていい?! 「ホームクリーニング機」を蔦屋家電で体験してみた

どんなに高価な衣類を着ていても、シワやにおいのついた状態だと台無しだ。とはいえ毎回洋服をクリーニングに出すのもコストが高いし、面倒。そう感じている人にうってつけなのが、衣類をスチームと振動の力でクリーニング並みにキレイにしてくれるライフスタイルクローゼット「LG styler」だ。二子玉川 蔦屋家電でこのマシンを体験できるときいて、さっそく行ってみた。
スーツもセーターも、スチームと振動の力でキレイになる!

「LG styler」は、扉の外にはデジタルタッチパネル、開けるとハンガースペースと棚がある。幅445mm、高さ1850mm、奥行き585mm。一見したところ、スリムな冷蔵庫とロッカーの融合といった趣だ。この中に衣類を入れておくだけで、シワ・におい・ほこり・花粉などをケアすることができるという。その仕組みはどのようなものなのだろうか?二子玉川 蔦屋家電 住コンシェルジュの後藤聖英さんにきいた。

【画像1】後藤さんの前職は大手家電量販店。家電販売歴10年以上のベテランだ(写真撮影/蜂谷智子)

【画像1】後藤さんの前職は大手家電量販店。家電販売歴10年以上のベテランだ(写真撮影/蜂谷智子)

「まず、棚の下部にあるスチームタンクに水を入れます。一方からキレイな蒸気を出し、衣類を通って汚れた蒸気が、もう一方にたまる仕組みです。そして衣類に優しい50℃から60℃の蒸気を循環させるとともに、ハンガー部分を1分間に約180回振動させることでほこりや花粉をふるい落とし、シワをのばします」

蒸気でシワをのばすにはスチームアイロンという方法もあるが、高温の蒸気を服にかざすのは手間がかかるし、気も使う。それをマシンが全て肩代わりしてくれるなら、ありがたいものだ。

「しかも『LG styler』はアイロンの代わりにシワをのばすだけでなく、ほこりや花粉などのアレルゲンやにおいを99%以上低減することもできます。これでクリーニングが不要になるわけではありませんが、クリーニングに出す頻度をぐっと減らすことができるマシンです」

【画像2】ふたつ並んだ『LG styler』(左側は店頭用デモ機)。扉を開くと最下部に水を入れるタンクがある(写真撮影/蜂谷智子)

【画像2】ふたつ並んだ『LG styler』(左側は店頭用デモ機)。扉を開くと最下部に水を入れるタンクがある(写真撮影/蜂谷智子)

一度に入れることができる衣類はハンガー部分に3着、そしてズボンプレス機に1着、棚部分にセーターなどが1着、合計5着程度だという。

「1回に処理できる衣類は少ないのですが、標準的なコースなら約48分で仕上がりますし、ボタンひとつで手間も要りません。また1回のコースは電気代約13円と低コストです。今日着た服、またこれから着たい服をその都度ケアするマシンだと考えていただきたいですね」

加えて、衣類の仕上がり別に、標準的な “リフレッシュコース”、熱による除菌をプラスした“除菌プラスコース”、シルクや革などの素材もケアできる“上質乾燥コース”、センタープレスをしっかり入れるための“ズボン折り目ケア” の機能がある。

高価だが、開発国の韓国では、すでに生活必需品

シルクや革までケアできるとは驚きだが、日本での販売価格は22万8000円(税別)と高価だ。しかし高機能洗濯機の定価が30万円を超える時代だと考えれば、驚くほどの価格ではないのかもしれない。

「お買い求めになるお客様は、『こういうマシンを待ち望んでいた!』という方が多いので、あまり価格を問題にする方はいないですね」

【画像3】扉を開いた状態の『LG styler』韓国ではすでに一般の家庭にも普及(画像提供/二子玉川 蔦屋家電)

【画像3】扉を開いた状態の『LG styler』韓国ではすでに一般の家庭にも普及(画像提供/二子玉川 蔦屋家電)

日々着るものの印象が仕事の成果にも影響するビジネスパーソンなら、価格を見る以前に手が伸びるのもわかるような気がする。現在はどれくらい普及しているものなのだろうか?

「日本での販売は今年の1月からなので、持っている人はまだ少ないと思います。でも開発国の韓国はすでに、一般家庭や飲食店などにも普及していますよ。それだけニーズが大きい商品なのです。実は、日本ではどちらかというと、問題になるのはサイズです。今まで日本にはないマシンなので、『家に置く場所がない』ということも。一方でビジネスホテルや、新築マンションに『あらかじめ備え付けたい』というご要望も多いです」

韓国では焼肉店などで、客の服を『LG styler』でケアするサービスが行われているらしい。なるほど、これさえあれば焼肉を食べても服ににおいがしみ付くことなく、爽やかな気分でいられそうだ。

日本でもぜひ広まってほしいものだが、やはり一般的な家庭や飲食店にまで普及するには、割高感がある。家電は新しいモデルが出ると前のモデルは大幅に割引になったりすることも多いが、この『LG styler』をもう少し安く買える手はないのだろうか?

「『LG styler』は韓国では発売から約6年経っているマシンです。その間何度かモデルチェンジし、既に機能が成熟しているんですね。ですから、これから大幅に価格が安くなるということは、少し考えにくいかもしれません」

なるほど、機能が大きく変わらないとなると、旧モデルが割引かれるということもなさそうだ。

「しかも『LG styler』はスマートフォンのアプリから最新バージョンをダウンロードし、コースを追加できます。つまり一度買えばどんどんアップデートしていくマシンなのです。耐久性も十分で、長く使っていただけますので、長い目でみればそれほど高価ではないのではないでしょうか」

「LG styler」でどこまで衣類がキレイになるのか、体験してみた!

話をきくと夢のようなマシンだが、実際に使用してみなければ効果のほどはわからない。そこでさっそく体験してみたのは、標準的な “リフレッシュコース”約48分。衣類は普通に着ていたらあり得ないぐらいに、シワができているものを用意してもらった。

【画像4】ジャケットの使用前。かなりシワができ、ほこりも付いている(写真撮影/蜂谷智子)

【画像4】ジャケットの使用前。かなりシワができ、ほこりも付いている(写真撮影/蜂谷智子)

【画像5】使用後はシワがのび、生地もさらりとした手触りで清潔感がある(写真撮影/蜂谷智子)

【画像5】使用後はシワがのび、生地もさらりとした手触りで清潔感がある(写真撮影/蜂谷智子)

【画像6】使用前は悲惨なほどクシャクシャのシャツが…(写真撮影/蜂谷智子)

【画像6】使用前は悲惨なほどクシャクシャのシャツが…(写真撮影/蜂谷智子)

【画像7】使用後はかなりキレイになった。さすがに標準的なコースでは完全にシワは取れなかったが、これぐらいなら着用しても問題ないレベルだ(写真撮影/蜂谷智子)

【画像7】使用後はかなりキレイになった。さすがに標準的なコースでは完全にシワは取れなかったが、これぐらいなら着用しても問題ないレベルだ(写真撮影/蜂谷智子)

全体的にアイロンがけしたときのようにピシっとした生地感にはならないが、ふんわりとして優しい風合いになる。またくすんでいた衣類の色がよみがえり、ほこり汚れが落ちた印象を受けた。

私自身、今まで毎回クリーニングに出すのがもったいないと思ったり、自分でアイロンがけをするのが面倒だったりして、ついケアが簡単な服ばかりを手にとっていた。でもこの『LG styler』があれば、もっと自由に服を選び、おしゃれにも自信がもてそうだ。また、スーツを着ることが必須の人にとっては、毎日の生活クオリティが上がるマシンに違いない。

家電が進化することで、生活スタイルが変わる

『LG styler』の革新的なところは、今まで存在した家電の機能がアップしたのではなくて、全く新しい分野の家事を機械化したこと。今後、家電の力で、どこまで家事は楽になるのだろうか?

「私は長年家電の販売を担当していますが、近年はiRobotの掃除機ロボット『ルンバ』や床拭きロボット『ブラーバ』など、今までにないジャンルの商品が出てきて、一気に広まる現象が見られます。間違いなく『LG styler』もそういったポテンシャルのある商品だと考えています。長らく大きな変化のなかった掃除・洗濯分野の家電も、ようやく新たなステージにステップアップしようとしているのではないでしょうか」

日々当たり前に行っていた家事が、ひとつでも機械化されるとそのメリットは思いのほか大きい。おそらく衣類リフレッシュ機も、火がつけば一気に一般化するのではないだろうか。

●取材協力
・LG styler
・二子玉川 蔦屋家電 住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル

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この記事のライター

SUUMO

『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。

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