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年末年始に実家に帰って家族と一緒にお正月を過ごした人も多いだろう。久しぶりの実家は楽しい半面、イヤな思いをしてしまうことも……。そこでアンケート調査を行い、帰省に関するホンネを教えてもらった。
独身一人暮らしが実家に帰りたくない理由とは
今回は20~39歳の一人暮らしをしている独身の男女200人を対象にアンケート調査を実施した。まずは「実家に帰りたくない理由」を調べるため複数項目を用意し、あてはまる項目すべてを選択してもらった。上位10位は以下のとおり。
Q. 実家に帰りたくないと思う理由は何ですか(複数選択)
1位:交通の便が悪く、時間がかかる(15.0%)
2位:親が仕事や生活習慣について干渉してくる(10.5%)
3位:実家に帰りたくないと思わない(9.0%)
4位:親が将来や結婚について干渉してくる(8.5%)
5位:父親もしくは母親と仲が良くない(8.0%)
6位:実家の家事手伝いをしなければならない(7.0%)
7位:実家が古いor汚いので、居心地がわるい(6.5%)
7位:親のグチを聞かされる(6.5%)
9位:経済的に余裕がない(交通費が出せないなど)(6.0%)
10位:良い近況報告ができないとき(4.5%)
1位は「交通の便が悪く、時間がかかる」(15.0%)。実家とそれほど離れていない地域に住んでいれば、帰る際もあまり不便を感じることはないかもしれないが、自宅と実家が離れていて、かつ電車やバスの本数も少ないなどの理由が重なってしまうと、実家に帰るのがおっくうになってしまうようだ。
2位は「親が仕事や生活習慣について干渉してくる」(10.5%)。親としてはちゃんとご飯を食べているのかなど、一人暮らしをしている子どもが生活に困っていないか心配になるもの。しかし、子どもからしてみると、それらの干渉がうっとうしく感じてしまうこともあるのだろう。
3位は「実家に帰りたくないと思わない」(9.0%)。実家に帰りたくないと思わない人は、実家の立地環境がよかったり、親や兄弟との関係も良好な人なのかもしれない。
実家に帰ってイヤだったことはどんなこと?さて、実家に帰りたくない理由は分かったが、それでも帰らなければならないこともある。重い腰を上げて実家に帰ってみると、やっぱりちょっとイヤな雰囲気……。帰ったときにイヤだった思い出があるか、フリーコメントで回答してもらったので紹介しよう。
「親と結婚についての意見が異なり口論になった」(26歳・女性)。結婚話に関しては、男女問わずイヤな思いをしている人がちらほらと見受けられた。しかしなかには、「両親が別居していた」(38歳・男性)という人も……。実家に帰ってはじめて別居していることを知るのは、たしかにつらいだろう。
「もてなしが少なかった」(21歳・女性)、「いつもつくってくれるものをつくってくれなかった」(23歳・男性)。親が自分の好物をつくってくれなかったのだろうか。イヤだった理由が少し幼くも思えるが、成人したばかりの人はまだまだ親に甘えがちな年ごろなのかも。
また、「自分の部屋がなくなっていた」(22歳・男性)や「自分の部屋に親の私物が大量に置かれていた」(37歳・男性)のように、自分の部屋が物置状態になってしまったり、部屋自体がなくなってしまったというコメントも数多い。久しぶりに実家に帰って、自分の部屋がなくなっているとビックリしてしまう。子どもの部屋をなくしたり物置にしたりするなら、事前にひと言伝えておいたほうがいいかもしれない。
ほかには、「長期休暇で帰った際に、何日かするといつ帰るのかと帰りをせかされたとき」(27歳・男性)、「小学校の絵画など、子どものころの思い出の品を処分されていたこと」(22歳・女性)、「料理をてんこ盛りにされるのがイヤ」(37歳・男性)など、さまざまなコメントが寄せられていた。
今回のアンケート結果のように、実家に帰ることはいいことばかりではないだろう。でも、たまには実家に帰って親孝行などをすると、親は喜んでくれる可能性大。最近あまり帰っていない人や年末年始に帰れなかった人は、今度の週末に手土産を持って実家に帰ってみてはいかが?
●調査概要この記事のライター
SUUMO
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『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。
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