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漢字はたくさんの種類があるだけでなく、読み方もさまざまです。そのため「どこかで聞いたことがある言葉なのに、漢字で表されると何て読めばいいのかわからない」なんてことも。
誰だって読めない漢字はあるはずですが、人前で漢字を読み間違えると恥ずかしさを感じてしまうことも…。
そこで本記事では、意外と読めない漢字クイズを出題します。
「件の話」とあったら、あなたは「件」をなんと読みますか?

「件の話」などに使われる「件(○○○)」には
1 前に述べたこと。例の。くだり。
2 いつものこと。例のもの。引用元:小学館 デジタル大辞泉
の意味があります。
「件の話ですが…」と出てきたら「例の話ですが…」を意味すると分かります。
ただし、「例の」を意味するときには「件」を「けん」と読むのは間違いです。「件(けん)」には別の意味があります。
「例の」を表す「件」の読みのヒントは、引用した意味の中にある”くだり”。「件の話」の「件」は「くだり」の音が変化した読み方「くだ○」が入ります。
「件(くだ○)の話」、どこかで聞いたことありませんか?
正解はこちら!

「くだん」です。
「件」には
の読みがあります。
「件(ケン)」と「件(くだり)」にはそれぞれ
件(ケン)
[名]事柄。特に、問題になる、ある特定の事柄。
[接尾]助数詞。事柄・事件などを数えるのに用いる。件(くだり)
1 文章における記述の一部分。章。条。段。
2 前に述べた事柄。くだん。引用元:小学館 デジタル大辞泉
の意味があります。
「くだん」は「くだり」の音変化ですが、「けん」とは異なる意味があります。
そのため「件の件」とあったら、読みは「けんのけん」でも「くだんのくだん」でもなく、「くだんのけん」。意味は「例の件」です。
とはいえ…「件の件」と書くと相手を混乱させてしまう可能性もあるので、「件(くだん)」と表現したいときには「くだんの件」と平仮名で書くことをおすすめします。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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