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漢字の中にはさまざまな読み方があります。言葉は時代とともに変化していくものですから、中には本来の読み方ではない読み方が広く普及し、本来の読み方で読める人が少なくなっているものもあります。また同じ書き方であっても使い道によって読み方が変わる漢字もあります。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
本記事でご紹介するのは「家中」。「家中を探した」などとあったとき、あなたはどう読みますか?

「家中を探した」「家中を掃除した」などとあったとき、「家中」を「いえじゅう」と読んだ人は少なくないのではないでしょうか。しかし、
1 家の中すべて。
2 家の中の者すべて。家族のみんな。引用元:三省堂 大辞林第三版
を表す場合には、「いえじゅう」ではなく「〇〇じゅう」が本来の読み方なんです!
正解はこちら。

そう、実は「うちじゅう」なんです。
先述した「家中を探した」も「家中を掃除した」も、本来は「“うちじゅう”を〜」なんです!
またこんな読み方もあります。

「かちゅう」と読む場合には
1 家の中。屋敷の中。
2 家族全員。いえじゅう。
3 江戸時代、大名の家臣の総称。藩士。また、藩。引用元:小学館 デジタル大辞泉
という意味になります。
“2 家族全員。いえじゅう。”とあるように、「いえじゅう」は「家族全員」を表すようです。例文には「家中一同より」とありました。「かちゅういちどう」または「いえじゅういちどう」と読むことで、「家族全員より」となります。
もちろん、言葉は時代とともに変化していくもの。読み間違える人が多ければ、「いえじゅう」と読んでも意味は通じるはずです。また文中や会話の内容から“家族全員”の意味ではなく“家の中全て”を意味していることを読み取ってもらえれば、「いえじゅう」と読み間違えても「家中(うちじゅう)」の意味として受け取ってもらえるはずです。
とはいえ、せっかくですから、「家中探す」などの文を見かけたときには本来の読み方「うちじゅう」で読んでみてくださいね!
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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