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上品な女性はこうしていた!お椀の蓋の正しい置き方【オトナの常識42】

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目次

お椀やお重など、蓋がついた器の料理は蓋をあけた瞬間に漂う香りや見た目の美しさも味の1つです。その一方、蓋の扱いに困っている人も多いのでは? 実は、蓋の置き方にはルールがあります。正式な場で恥をかかないために、淑女なら覚えておきましょう。

 

問題 お椀やお重の蓋はどうやって置く?

A.裏に返し、内側を上にして置く
B.裏に返さず、表面を上にして置く
C.塗りの蓋は返さず、濡れた蓋は返して置く

 

正解 C.塗りの蓋は返さずに表面を上にして置き、内側が水滴で濡れた蓋は裏に返して置く

基本は「塗り蓋は返さず、濡れ蓋は返す」と覚えておきましょう。

つまり、漆塗りの蓋は返さず、表面を上にして器の脇に置きます。”塗り蓋”を返して置くと、座卓やテーブルで塗りが傷ついてしまう可能性がありますので注意しましょう。

汁ものなど蓋の内側に水滴がついた”濡れ蓋”は、水滴でテーブルなどを汚さないために裏に返し、内側を上にしておきます。

ちなみに、塗り蓋と濡れ蓋は濡れ蓋が優先です。塗り蓋も内側が濡れている場合は返しておきまましょう。

食べ終わったら蓋を重ねたり裏返したりせずに器の上に置き、料理がでたときの状態に戻します。蓋を閉めて器を少しずらすと「食べ終わった」というサインになります。

 

蓋のあけ方と置き方

お椀の蓋は椀を片手で押さえ、蓋の高台(椀の上のつまみの部分)を人差し指と中指でつまんで水滴を切るように斜めにあけます。お重や松花堂弁当の蓋は両手で開けましょう。

蓋は料理が右側にある場合は器の右側、料理が左側にある場合は器の左側に置きます。蓋を置くときは静かにそっと。乱暴に置くと器を傷つける心配がありますし、乱雑な行為はお里が疑われてしまいます。

お重や松花堂弁当など、大きな蓋の置き場所がないときもありますよね。そんなときは一工夫を! 美しい面が見えるように、お重などの縁にかけて置きましょう。そうすれば、対面や隣の人がきれいな絵柄を楽しめます。

まったく置き場所がない場合は、お重やお弁当の下に置いてもOKです。


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この記事のライター

OTONA SALONE|オトナサローネ

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