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和の伝統的な麺料理であるそば。ただし、そばをクチャクチャと噛んだりするのは恥ずかしい。そばは江戸っ子のように、すすって食べるのが粋です。
A.そばは歯で噛んで少しずつ食べる
B.そばを一気にすすって、そのまま飲み込む
C.そばはすすりこみ、口の中で少し転がす
そばの魅力は、味と香りとのど越しです。
そばは空気と一緒にすすり、口の中で少し転がしましょう。こうすると、そば本来の味と香りが引き立ちます。そしてつるりと飲み込み、のど越しを楽しみます。この食べ方を”たぐる”といいます。たぐるは”噛む”と飲む”の中間で、江戸っ子が好んで使った言葉のようです。
そばを堪能するためには、つゆの付け方も工夫したい。
まず、つゆをつけずにそば本来の味と香りを楽しみましょう。2~3本のそばを箸でつまみ、そのまま空気と一緒にすすって口の中で転がすようにして味わいます。
次は、つゆのうま味がからむそばを楽しみましょう。一口ですすれる量(5~6本)のそばを箸でつまみ、そばの下から1/3~1/2程度につゆをつけてすすりこみます。
そして、そばとつゆと薬味が一体になったおいしさを味わいたい。つゆにネギやわさびなどの薬味を加え、一口ですすれる量のそばをとって下1/3~1/2程度をつゆにつけてすすります。薬味はつゆに入れず、そばに直接つけてからつまんでもいいです。
食べ終わったら残ったつゆにそば湯を注ぎ、ダシが効いたそば湯の風味を楽しみましょう。
●そばは歯で噛み切る
そばをプツプツと噛み切るしぐさは美しくありません。噛み切らなくてもいいように、一度にとるそばは一口ですすれる量を。
●つゆにどっぷりつける
そばはつゆだけでなく、そばの風味を味わるもの。さっとつけて、そば本来の味と香りを楽しみましょう。
●猪口を置いたまま食べる
そばの猪口は手に持って食べます。置いたままで食べると見た目が悪いし、つゆがはねてしまいます。
●すぐが出てもすぐに箸をつけない
おしゃべりに夢中になってそばには手をつけず……という光景を見ることも。これはもったいないし、そばを作ってくれた人に失礼です。そばは茹でたてが一番。出されたら、すぐに食べましょう。時間がたつと風味が落ちるし、麺同士がくっついて固まってしまいます。
●大きな音をたててすする
食事中に音を立てるのはNGという料理は多いですが、そばは例外です。ただし、ずるずると大きな音を立てるのは女性として恥ずかしい。ススッと品よく、すすりましょう。
●さばの下から食べる
もりやざるの下のほうからそばをとると、盛り付けがグチャグチャに。山のように盛り付けられた場合は上から、平盛りの場合は手前からとると最後まできれいに食べられます。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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