/

40代独身の婚活は山あり谷あり。OTONA SALONE編集長・アサミ(48歳)は、婚活歴3年半以上。これまで経験した婚活は、婚活パーティ、バー婚活、個室婚活、紹介婚活、婚活アプリなど多岐にわたる。
現在、二度目の婚活アプリに挑戦中。怒涛の「いいね返し」によって、50歳の眼科医とマッチングしたのだが……。この物語は40代独女の「実名 顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。
そして! 今回は、最後に重要なお知らせがあります!!
久しぶりの婚活アプリで、2人目にマッチングしたのは、眼科医のレンズさん(50歳)。離婚歴があって子供はいないとプロフィールには書いてあった。
レンズさんは、独立してクリニックの開業をめざしていて、その経営パートナーにもなれるような女性を探しているという。
婚活歴半年で何人かとマッチングし、会った人もいるそうだけれど
レンズ「いまの仕事を辞めてクリニックを手伝いたい、みたいな女性が多くて。寿退社をしたいと思っている女性が現代の日本にもこんなにいるのかと」
と、婚活アプリで知り合う女性たちの現状に少しなげいていた。
一般的に婚活では、女性は「年齢の若さ」で判断され、男性は「年収の高さ」で判断される傾向にあるという。実際、私も年齢の壁を感じたことは何度もある。でも、年収の壁を感じたことはない。
そもそも婚活アプリで私は年収を書いていないから、それとカンケイない点で「いいね!」を押してくれたのだろう。もちろん、レンズさんも。
レンズ「開業資金もそれなりにかかりますし、その後もずっと継続していかなくてはいけません。僕の収入だけに依存されてしまうのは、ちょっと」
けれど、レンズさんは明確に「僕だけの収入に依存されたくない」と伝えてきた。

つまり、レンズさんはある程度経済力のある女性がいいということ。なかなかシビアな発言だけれど、とても大切なことかもしれない。
実は、女性の「結婚と仕事」については、いろいろ考えさせられることがある。
・経済的に将来が心配だから、結婚したい
・旦那の安定収入があるから、会社を辞められた
・自分の収入だけでは苦しいから、離婚したいけどできない
どれも、知人の女性から聞いた言葉。その根底には、結婚相手の男性に少なからず経済的に頼る気持ちがあることがうかがえる。でも、男性からこのような言葉を聞いたことは、身近ではない。
確かに、女性のほうが結婚相手に対し経済的な依存を求める人が多いのは、事実かもしれない。レンズさんはその現状を疑問視しているのだろう。
とはいえ、なかなか難しい問題……。日本においては男女の賃金格差や昇進・昇給の問題もはらんでいるし、男性に頼る気などサラサラない経済力のある女性だってたくさんいる。依存することがいいor悪いというわけでもない。
結婚ってなんだろう? 幸せってなんだろう?
いずれにしてもレンズさんは、ご自身に経済力がありつつ、女性にもそれなりの経済力を求めるという考えのようだ。
ある程度の経済力は、確かに女性にも必要。婚活や結婚うんぬんは関係なく。
「離婚したいけど、自分の収入だけでは苦しいからいまはガマンしている」なんて話を聞くと、経済力がないことでストレスの多い日々を過ごすのは、結婚=幸せじゃないと感じてしまう。離婚したほうが幸せなんじゃないか、と。
結婚は、必ずしも幸せとはかぎらない、気がする。
経済的に不安だから結婚したい、離婚しないというのは、どうなんだろう。
ガマンするくらいなら一人で生きていける、離婚できるだけの経済力を女性もつけておかないと、なんて思っちゃうよね。……まだ結婚すらしたことのない、婚活中の身だけど(苦笑)。
女性にとって経済力の大切さが、世の中全体的にあまり教育されていないのではないだろうか。そう考えると、レンズさんの考えはキライじゃない。むしろ私と一致している。
それにしてもレンズさん、初めてのメッセージで経済力の話までするとは、なかなかぶっちゃけトークなタイプね。ま、私も老眼をぶっちゃけたからか。
レンズ「老舗の出版社にお勤めなのですね。すばらしい。でしたら、ご自身でも十分に経済的自立をされていますよね」
経済的自立……か。いま働いていても寿退社したい人は自立してないってこと? うーん、資産家だったらそんなことないしな。
それに私の場合いまの仕事を25年もやっているのは、楽しいから続けているほうが大きいのだけれどね。
レンズさんのおメガネに叶ったのか、その後、彼はどんどん私のことを聞いてきた。
レンズ「アサミさんは、一度もご結婚したことないのですか?」
アサミ「はい。プロフィールにも未婚と書いてある通りです」
レンズ「ご結婚を考えたお相手もいなかったのですか?」
アサミ「正直に申し上げて、それはあります」
レンズ「どうして上手くいかなかったんですか?」
アサミ「フラれました。私の精神年齢がコドモだったんだと思います」
過去の恋愛についてけっこう鋭く切り込んでくるレンズさん。
レンズ「結婚はどのくらいまでにしたいですか?」
アサミ「いつまで……っていうのはないです。気が合って、一緒にいたいなと思ったらです。レンズさんはいかがですか?」
ずっと質問されるばかりだったので、質問返ししてみた。
レンズ「僕は年内には結婚したいです。開業も年内を考えているので」
そうだ、最初に年内に開業って書いてたわ。
レンズ「だから逆算して考えると、もうそろそろお付き合いする人を見つけたいんですよね」
確かに年内結婚を考えたらそうかもしれないけど……ちょっと焦ってるのかな?

最初のメッセージなのに、だいぶ長いやりとりになった。
レンズさんがテンポよく送ってくるので、ついつられて返してしまった。まぁ、老眼の事から始まって女性の経済力の話まで意外と面白かったからいいか。
ちょっと偏見は持っているタイプだけれど、考えの一致はあるし、本音トークしてくれるし、話はわりと弾みそうな気がする。
もう少しレンズさんのこと知ってみたいと思った。マッチング後、最初のメッセージでここまで面白いと感じたのは初めてのことだった。
そして、お知らせが2つほど。

毎週金曜夜に開催しておりました編集長アサミのインスタライブですが、今週は5/16(土)20時30分~の予定です。内容は『ざんねんな婚活』の読書会! 課題図書はコチラ。
『40代ご無沙汰女子の、ざんねんな婚活: 婚活して初めて気づいた、人生において大切な17のこと』
第1章の「エリートさん編」についてトークします。ライブ中、ぜひ質問や感想をお寄せください! 書けなかったウラ話も話しちゃうかも⁉
アカウントは otona_salone ご覧いただける方はフォローお願いします!

連載「40代編集長の婚活記」をまとめた本・第2弾を発売します!
本のタイトルは…
『恋ができない40代が運命の恋人をみつける方法 LOVE RULES 』に決定!!
略して『恋みつ』。ざんねんだった婚活が、みつけてしまった!? え、どういうこと? WEB未公開の書き下ろしももちろんあります。Amazonでの予約が始まりましたので、ぜひお願いいたします!
【次回は5/20(水)17時の更新。お楽しみに!】
【前回はコチラ】
【40代編集長の婚活記#196】医師の男性が、婚活女性に求めるモノって?
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
1153
女の欲望は おいしく。賢く。美しく。OTONA SALONE(オトナサローネ)は、アラフォー以上の自立した女性を応援するメディアです。精神的にも、そして経済的にも自立した、大人の女のホンネとリアルが満載。力強く人生を愉しむため、わがままな欲望にささる情報をお届けします。[提供:主婦の友社]
ライフスタイルの人気ランキング
新着
公式アカウント