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馴染みのある漢字でも、普段見慣れている言葉とは違う送り仮名がついた途端「え、なんて読むの?!」と戸惑ってしまうこと、ありませんか?
本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
本記事で紹介するのは「論う」。「論じる」なら「ろんじる」とすぐに読めると思いますが、「論う」を「ろんう」と読むのは間違いです。

「論う」とは
物事の理非、可否を論じ立てる。また、ささいな非などを取り立てて大げさに言う。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「論う」の正しい読み方ですが、「論」に当てはまる文字数はなんと4文字。漢字と送り仮名で表すと「論う」とたった2文字なのですが、ひらがなで表すと「〇〇〇〇う」で5文字になります。

正解は「あげつらう」です。
「論」の読みには
出典元:論|漢字一字|漢字ペディア
とありますが、「論う」は常用漢字表にはない読み方のため、一般的には「あげつらう」とひらがなで表記されていることがほとんどです。「論」の基本的な読み方は「ロン」なので、「論う」は一度覚えてしまえば忘れない言葉になるのではないでしょうか。
「論う」は元々、議論するという意味合いで使われていました。「論」には“物事の道理を説く”、“すじみちを立てた話や文章。考え。見解。”といった意味があります。ただ現代では否定的な事項を取り上げて非難するような意味合いで使われることが一般的です。
また面白いことに「論う」と「あげつらう」では類語が異なることがわかりました。
とはいえ、辞書の例文に「人の欠点をいちいち論う」と記載されているように、やはり現代では非難する意味合いで使われることが多いので、「話しあう」「論ずる」の意味合いで「論う」を使うのは避けた方がいいかもしれません。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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