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同じ日本語でも、地域によって様々な言葉に変わる方言。初めて聞いてもなんとなく意味が分かるものから、頭の中が「???」となってしまうものもありますよね。
そこで本記事では、「え!そういう意味なんだ!」となる方言クイズを出題します!今回は山形弁です。
「あべ」はどういう意味でしょうか?

もしも「あべ!」と呼びかけられたら、「私は『あべ』ではないけど・・・?」と思ってしまいそうです。
逆に、本当に「あべ」という名字の人が、「あべ」と声を掛けられたら「はい」と言ってしまいますよね。
実際、「あべ」と言われて「はい」と返事をすると、意味が通じているかはさておき、会話が成立します。
ヒントは、「買い物さあべ」といった使い方をします。
さて、「あべ」は山形弁だとどういう意味なのでしょうか。
正解はこちらです。

「行こう」です。
一緒に行こう、行きましょう、といった時に使います。
「買い物さあべ」は「買い物に行こう」という意味です。
もしも、「あべさん、あべ!」と言われたら、「あべさん、行くよ!」という感じになります。
「あべ」と言われて「はい」と返事をしたら、「行こう」と言われて「はい」と答えたことになりますよね。
では2問目です。
「わらわら」はどういう意味でしょうか?

文章の最後に、よく「笑笑」なんて付けたりしますが、こちらの「わらわら」は「笑い」を意味しているわけではありません。
ある動作の様子を表現しています。
標準語でも「わらわら」という表現がありますよね。「わらわらと人が集まる」といった使い方をします。
しかし、山形弁の「わらわら」は人が集まる様子とは違ったことを表しています。
ヒントは、「わらわらいぐ(行く)」という使い方をします。
正解はこちらです。

「急いで」です。
「わらわらいぐ」だと「急いで行く」という意味です。
先ほどの「あべ」とあわせて、「わらわらあべ」と言うと、「急いで行こう」になりますね。
「わらわらさんなね」と言うと「急がなくちゃ」という意味です。
急ぐ様を「わらわら」という擬態語で表現しているのが、なんだかかわいいですよね。
「わらわらさんなね」の「さんなね」は「やらなきゃ」という意味で、「さんなねものはさんなねだ」は「やらなければいけないことは、やらなきゃいけない」となります。標準語よりも言いやすくて使いたくなりますね!
ちなみに山形弁は、県内の地方によって「村山弁」「庄内弁」「置賜弁」「新庄弁」に分かれていて、それぞれの地域で言い回しが違っていたりします。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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