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なんとなく読み方を知っている漢字であっても、たくさんの読み方をもつ漢字によっては「え、そんな読み方もあるの?」と驚いてしまうことがあります。
本記事では、意外と読めない漢字クイズを出題します。
「苛まれる」の読み方、知っていますか?

「苛」には、「苛立つ(いらだつ)」や「苛める(いじめる)」といった読みがあります。とはいえ、「苛まれる」の場合に「いらまれる」「いじまれる」と読んでしまうのは、残念ながら不正解。
「苛まれる」とは
苦しめられること、厳しく咎められること。
出典元:実用日本語表現辞典
という意味です。
この意味から、なんとなく読み方を捉えた人もいるのでは。

「さいなまれる」です。
「後悔の念に苛まれる」「良心の呵責に苛まれる」のように使います。
「苛」はたくさんの訓読みをもつ漢字です。
「苛だつ」「苛む」「苛める」以外の訓読みは、あまり見かける機会がないと思うのですが、「苛」が使われている言葉に出会った時は「そういえば、『苛』には訓読みがいっぱいあるんだっけ…」と思い出していただけると幸いです。
なお「苛」は元々、小さい草を表す漢字だったのだとか。しかし今「苛」がもつ意味を調べてみると
①からい。きびしい。むごい。とがめる。
②こまかい。わずらわしい。
③いらだつ。いらいらする。
④さいなむ。
⑤いじめる。出典元:苛|漢字一字|漢字ペディア
と、“小さい草”を感じさせる要素はありません。なんでも小さな草や草木のトゲが刺さる刺激などを指すようになり、そこから転じて上記のような意味を持つようになったのだとか。“小さい草”から“むごい”に転じてしまうのは驚きですよね。
参考文献
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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