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「かいげん」ではない!「怪訝」の読み方、知っていますか?

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目次

漢字にはたくさんの種類があり、読み方もさまざまです。日常生活に馴染みのある漢字であっても、言葉によって読み方が変わることもあり、「え、これはこっちの読み方なの?!」「〇〇だと思ってたけど、△△だったの?!」と戸惑ってしまうことも。

そこで本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。

「怪訝」の読み方、知っていますか?

「怪訝」の読み方は?

「怪訝」だけパッと出されると「あれ、なんて読むんだろう」と困惑してしまうかも知れませんが、正解の読み方や「怪訝」を使った表現を聞いたことがある人は少なくないはず。

「怪」は「怪談」「妖怪」など、比較的馴染みのある漢字だと思うのですが、だからといって「怪訝」を「かいげん」と読むのは間違い。

「怪訝」の「怪」を「かい」と読む場合には「訝」をもう一方の音読みに、「怪訝」の「訝」の読み方を「げん」と読む場合には「怪」をもう一方の音読みに読み直す必要があります。

正解は…

「けげん」です。

「怪訝(けげん)」の方が知られている表現かと思いますが、「怪訝(かいが)」と読んでも正解です

「怪訝」とは

かいが〘名〙 あやしんで変に思うこと。不思議でわけのわからない思いでいること。けげん。

けげん〘名〙 (形動) わけが分からなくてなっとくがいかない様子。また、不思議に思うこと。あるいは、そのようなさま。多く「けげんな顔」の形で用いる。かいが。

出典元:精選版 日本国語大辞典

を意味します。

「怪訝」は元々、仏教用語「化現(けげん)」からきている言葉です。

「化現」は

仏語。仏菩薩などが世の人を救うために姿を変えてこの世に現われること。転じて、ものが形になってあらわれること。

出典元:精選版 日本国語大辞典

という意味。仏様などが人々を救うために姿を変えて現れる…というのは、不思議な現象ですよね。不思議な現象に対する「信じられない」「本当だろうか」「不思議だ」という気持ちから派生し、その気持ちに合うものとして「怪しむ」と「訝しむ」の漢字を当てて書くようになりました。

言葉について調べてみると、漢字と読みの由来が別々のものを見つけることがありますが、「怪訝」は意味が読み取りやすく分かりやすい当て字のように思います。


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この記事のライター

OTONA SALONE|オトナサローネ

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